4. 40歳代からの積立投資で注意したいポイント

積立投資をシミュレーションしましたが、これは25年間積み立てを継続した場合になります。

金融庁によれば、資産や地域を分散した積立投資を長期間続けることで、結果的に元本割れする可能性が低くなる傾向があります。また、積立投資には利息に利息がつく複利の効果もあります。

しかし途中で積み立てをやめてしまえば上記のような効果が薄まることも考えられます。

つまり、できる限り長期的に積立投資を継続することが重要となります。

毎月安定的に積立投資を継続するためにも、まずは無理のない金額設定を考えるといいでしょう。

新NISAのつみたて投資枠は年120万円までのため、毎月に換算すると月10万円ずつの積み立ても可能です。

つみたてNISAでは月約3万3000円ずつの積み立てだったので、月10万円ずつとなると積み立ての金額も大きく増えます。

ご家庭に合った積立金額を考えることは大切でしょう。

もう一つしっかりと考えたいのが、投資対象です。

金融庁「つみたてNISAの対象商品」によれば、投資信託とETFをあわせて272本です(2023年12月15日時点)。

272本もの中から、長期間運用してもよいと思える商品を選ぶことになるので、早くから情報収集を重ねたいところ。

たとえば25年間投資すると考えると、今と25年前を比較しても世界情勢や経済状況は大きく違いますよね。

日々世界情勢が変化する中でも積み立てを継続できると思える商品選びをしましょう。

5. 老後2000万円に向けて早くから備えを

今回のシミュレーション結果をみると、預貯金よりも運用のほうが効率よく貯蓄できる可能性があるとわかりました。

ただ、リスクがあるためきちんと情報収集をする必要があり、なかなかはじめられない方もいるでしょう。

とはいえ、いずれ老後は訪れるもの。

また、結婚や出産、育児、子どもの進学など、ライフイベントの変化によって貯蓄できる金額も変わりやすくなるでしょう。

だからこそ早くから、毎月コツコツと積み重ねて貯蓄をしていくことが大切となります。

投資できる金額や商品、とれるリスクには個人差があります。

今回の情報をもとにご自身にあった老後資金対策について考えてみてください。

参考資料

宮野 茉莉子