いよいよ新NISAスタートまで約半月。

「新NISAって聞くけれどよくわからない」「老後資金対策によさそうだけどイメージがわかない」「投資は怖いからつい後回しになる」という方もいるでしょう。

運用となると勉強が必要だったり、リスクを感じたりして、情報収集さえはじめるのが遅くなりがち。

一方で、少子高齢化の現代では老後への不安も高まり、できるだけ早く対策をはじめておきたいところです。

今回はもうすぐ40歳代に入る筆者が、新NISAと40歳からの積立投資のシミュレーションを解説します。

1. 【新NISA】いよいよ来月から。年間投資枠はいくらまで?

まずは2024年からはじまる新NISAの概要を確認しましょう。

出所:金融庁「新しいNISA」

1.1 新NISA「成長投資枠」

  • 年間投資上限額:240万円
  • 非課税保有期間:無期限
  • 投資対象商品:上場株式・投資信託など

1.2 新NISA「つみたて投資枠」

  • 年間投資上限額:120万円
  • 非課税保有期間:無期限
  • 投資対象商品:投資信託やETF

非課税保有限度額(総枠):1800万円(うち成長投資枠1200万円)※枠の再利用が可能

従来のつみたてNISAが「つみたて成長枠」、一般NISAが「成長投資枠」となり、新NISAでは「つみたて成長枠」と「成長投資枠」の併用が可能になります。

また、年間投資上限額は成長投資枠で240万円、つみたて投資枠で120万円へ。

他にも非課税保有期間が無期限になるなど、長期的な資産形成が可能になります。