2. 【積立金額別】40歳からの積立投資でいくらの老後資金を用意できるか
では、40歳代貯蓄ゼロの世帯でも2024年から新NISAで投資を始めるべきなのでしょうか?
40歳から65歳まで新NISAで積立投資をおこなった場合に用意できる老後資金をシミュレーションしてみましょう。
積立金額別のシミュレーション結果は以下のとおりです。なお、運用利回りは年率3%を前提とします。
2.1 【積立期間25年】月1~5万円の積立で用意できる老後資金
毎月の積立額 資産評価額(元本)
- 5000円 223万円(150万円)
- 1万円 446万円(300万円)
- 2万円 892万円(600万円)
- 3万円 1338万円(900万円)
- 4万円 1784万円(1200万円)
- 5万円 2230万円(1500万円)
毎月5000円の積立投資を続ければ65歳時点で223万円の資産を用意できます。また、毎月3万円の積立投資ができれば、1784万円もの資産の用意が可能です。元本は1200万円のため、新NISAによる投資で500万円以上も資産が増えていることになります。
40歳代からの新NISAでも、充分効果があることがわかるでしょう。
3. 【運用利回り別】40歳からの積立投資でいくらの老後資金を用意できるか
さきほどは年率3%で運用した場合における65歳時点の資産評価額をシミュレーションしました。ただし、実際の資産運用では利回りが事前にわかりません。
そのため、運用利回りによってどれくらい資産評価額に違いがでるのかを把握しておきましょう。運用利回り別にみた、40歳から毎月3万円の積立投資を続けた場合の65歳時点における資産評価額は以下のとおりです。