4.3 自宅の売却・住み替え

70歳以下など、まだ引っ越しに抵抗がない方は、自宅を売却してまとまった資金を手に入れるのも一案となる場合があります。

特に土地の価格が高い首都圏・大都市圏に住んでいる方には有効な手段です。

現役の子育て世代と同じ自宅に住んでいる場合、老後生活を送るには広く、かえって不便なケースが少なくありません。

売却後は便利でコンパクトなマンションに住む、郊外に一回り小さい家を建てるなどの手段が考えられます。

売値と次の住処に必要な資金を試算して、手元に資金を残せないか考えてみてください。

5. まとめにかえて

内閣府の調査によると、75歳以上の約7割は家計に特段の心配がないという結果になりました。

70歳代以上の二人以上世帯の平均貯蓄額は2318万円。

老後生活にゆとりを持たせるためのポイント3つを参考に、老後について今一度考えてみてはいかがでしょうか。

参考資料

太田 彩子