4. 「全線運転再開」から1年を迎えた只見線の歴史

大きな話題となった、只見線を走る列車の写真。JR東日本の路線である只見線は、2011年の「新潟・福島豪雨災害」により深刻な被害を受けました。それにより、会津坂下から小出の間が不通の状態になりましたが、翌年2012年までに一部区間では運転が再開しました。

しかし、とくに被害が大きかった「会津川口駅~只見駅間」は、被災から約11年ものあいだ不通の状態に。JR東日本は、不通状態であった会津川口駅~只見駅間を復旧させるには、約80億円以上の費用が必要となることを発表しました。

一時は「鉄道としての復旧の実現は難しい」とも考えられていましたが、2017年に只見線を復旧することが決定しました。そして翌年2018年に復旧工事起工式がおこなわれ、復旧工事が進み、2022年10月1日に「全線運転再開」を果たしました。

5. 中国では「世界で最もロマンチックな鉄道」と言われたことも

福島県の会津若松駅から、新潟県の小出駅を結ぶ只見線。全長およそ135kmの路線で、沿線には豪雪地帯が広がることでも知られています。

只見線を走る列車の車窓からは、雄大な木々や川などが織りなす絶景を眺めることができ、その美しさは多くの人を魅了しています。国内のみならず国外からも多くのカメラマンが訪れるほどの人気ぶりで、中国ではネット上で「福島の只見線は世界で最もロマンチックな鉄道」と称えられたことも。

なお、東京から福島県の会津若松駅までは、新幹線や電車などを利用した場合、8000円から9200円ほどで訪れることができます。

6. 列車が写った「絶景」を多数公開されています

出所:@azu351_photo

いかがでしょうか。今回は、Xで話題になっている「撮り鉄が撮影した雪のトンネル」を紹介しました。

投稿主の@azu351_photoさんは、今回ご紹介した写真のほかにもXで、ご自身で撮影された絶景写真を多数投稿されています。

どれも驚くほどに美しい写真ばかりなので、気になる方はぜひチェックしてみてはいかがでしょうか。

参考資料

小野田 裕太