3.3 厚生年金の平均受給額（月額）
同じく、厚生年金の受給状況についても先ほどの資料で確認していきましょう。
- 《全体平均年金月額》14万3965円
- 《男性平均年金月額》16万3380円
- 《女性平均年金月額》10万4686円
※国民年金の金額も含む
受給者全体の平均受給額は14万3965円。男女間の差が大きくなっているのが特徴です。
3.4 厚生年金の受給額／1万円ごとの人数分布
- 1万円未満 ：9万9642人
- 1万円以上～2万円未満 ：2万1099人
- 2万円以上～3万円未満 ：5万6394人
- 3万円以上～4万円未満 ：10万364人
- 4万円以上～5万円未満 ：11万1076人
- 5万円以上～6万円未満 ：16万3877人
- 6万円以上～7万円未満 ：41万6310人
- 7万円以上～8万円未満 ：70万7600人
- 8万円以上～9万円未満 ：93万7890人
- 9万円以上～10万円未満 ：113万5527人
- 10万円以上～11万円未満：113万5983人
- 11万円以上～12万円未満：103万7483人
- 12万円以上～13万円未満：94万5237人
- 13万円以上～14万円未満：91万8753人
- 14万円以上～15万円未満：93万9100人
- 15万円以上～16万円未満：97万1605人
- 16万円以上～17万円未満：101万5909人
- 17万円以上～18万円未満：104万2396人
- 18万円以上～19万円未満：100万5506人
- 19万円以上～20万円未満：91万7100人
- 20万円以上～21万円未満：77万5394人
- 21万円以上～22万円未満：59万3908人
- 22万円以上～23万円未満：40万9231人
- 23万円以上～24万円未満：27万4250人
- 24万円以上～25万円未満：18万1775人
- 25万円以上～26万円未満：11万4222人
- 26万円以上～27万円未満：6万8976人
- 27万円以上～28万円未満：3万9784人
- 28万円以上～29万円未満：1万9866人
- 29万円以上～30万円未満：9372人
- 30万円以上～ ：1万4816人
※国民年金の金額も含む
厚生年金における受給額のボリュームゾーンは9万円以上～11万円未満です。
国民年金とは違い、厚生年金は個人差が大きく出やすいとわかります。
自分自身の加入状況については「ねんきん定期便」などでこまめにチェックをしておきたいですね。
ただし、「ねんきん定期便」や「ねんきんネット」に記載されている金額は、手取り額ではない点に注意が必要です。
4. 悠々自適な老後を過ごすためには
今回は年金から控除される税金や保険料を確認してみました。
老後、年金だけで生活していくことは今の時代、なかなか楽なことではないのかもしれません。
これからの日本の人口の減少、さらには働き手の不足により今の現役世代の方の年金額は少なくなってしまう可能性もあります。
しかし暗いことばかり考えてもどうしようもありません。
年金が少ない、さらには手取り額も少ないのなら、今から準備していくしかありません。
新NISA制度やiDeCoなども味方になってくれるはずです。
漠然と貯金を行うのではなく、投資も視野に入れながら、自分たちの老後に立ち向かっていきましょう。
参考資料
杉田 有毅
