2. Z世代が思う職場コミュニケーションとは
2.1 進捗を聞いてアドバイスをしてくれる
「言いたいことがあるのに、怖い顔で忙しそうに作業していて声が掛けられない......」
「せっかく上司に報告や相談したのに、怒られた......」
一度このようになると、次からはその上司には言いにくくなってしまいます。
仕事に追われている人の中には、「話しかけないでほしい」と思っている人もいるはず。その空気はZ世代に伝わっています。逆に進捗を聞いてくれると、心理的安全性が高まり仕事がはかどります。
大事なことは「ほうれんそうのおひたし」です。部下からの「報告」・「連絡」・「相談」に対して上司は、以下が重要です。
- お:「怒らない」
- ひ:「否定しない」
- た:「助ける」
- し:「(必要な時には)指示する」
とくに、相談したことに対して助言や指示がないと、「相談しても意味がない」と思ってしまいます。そうなると、職場コミュニケーションが成り立っているとは言えません。
また、相談しなかった重大な問題が発生し、さらに時間に追われてしまう可能性もあります。
Z世代が相談するのには、何かしらの理由があります。そのため、Z世代が「ほうれんそう」をしたときには、まずしっかり聞いてほしく、そのうえでアドバイスがほしいのです。