2.2 わからないことや不安なことはないか聞いてくれる
上司には悩み事を言い出しにくいこともあるため、適度なタイミングでわからないことや不安なことを聞いてほしいという意見もあります。
あまり仕事に慣れていない立場からすると、些細な悩みなのか相談していい悩みなのか判断がつかないことがあるからです。
気にかけてくれていることがわかると安心するため、悩み事を言いやすくなります。「この人なら相談しやすい」と思える人だと、職場コミュニケーションを取りたいと思えます。
些細な悩みでも相談しやすい環境ができると、結果的に離職率の低下につながるのではないでしょうか。先輩たちが仕事を辞めた話を聞くと、仕事に付随する悩みを払しょくできず収集がつかなくなってしまっていることが多いと感じます。
上司からは「もっと早くに相談してほしかった」といわれるそうです。しかし、大体そのサインは出しているようです。場合により相談もしています。
どの程度悩んでいるのか感覚をつかむことができず、些細なものだろうと判断して、コミュニケーションを十分に取らなかったことが大きな要因ではないでしょうか。
2.3 仕事のオフレコ話をしてくれる
上司からの自慢話で尊敬するZ世代はあまり多くありませんが、人を尊敬しないわけではありません。尊敬する人を聞くと、アルバイト先の先輩や店長の話が出てくることはよくあります。どんなところで尊敬の念を抱くかは人によります。
ですが、仕事のノウハウを教えてくれたり、そっとフォローしてくれたりと、自慢するまでもなく裏付けされたような自身と余裕があると、尊敬することがあるようです。
また、プライベートな話を避ける人が多いZ世代ではありますが、仕事の話であればプライベート感のある話題は大歓迎であることが多いです。
たとえば、その会社の肩書を持つ人として公には話せない仕事に対する私的感情。あるいは、「自分も昔かなり失敗した」や「会社ではこういう話がされているけれど、ぶっちゃけほとんどの人はこうしているよ」のようなオフレコの話をしてくれる人は、行き過ぎた話やネガティブな話でなければ、ありがたい存在です。
もっとも、経営者にとってはやめてほしい部分もあるかもしれません……。