3. 【12月は年金支給】夫婦で合計80万円の年金を受け取れるケースとは
では、12月15日の年金支給日に「夫婦で合計80万円の年金」を受け取れるのはどのようなケースが想定されるのでしょうか。
複数のケースが想定されますが、数例を年収ごとに確認しましょう※。
※従前額保障を考慮して試算
※老齢基礎年金が満額を受給できるとする
なお、12月に夫婦で合計80万円が支給されるという場合、その月額は40万円になる点に留意しましょう。
3.1 夫の年収800万円、妻の年収580万円のケース
夫の年収が800万円で勤続年数40年の場合を試算してみると、年金は月額約22万2000円になりました。
もし妻の年収が580万円で勤続年数40年の場合、年金は約17万9000円となるので、夫婦合わせると約40万円。12月に支給される年金は約80万円となります。
3.2 夫の年収1000万円、妻の年収450万円のケース
夫の年収が1000万円で、勤続年数が38年の場合で考えてみましょう。大卒の22歳で就職し、60歳で定年退職を迎えたケースなどがあてはまります。
この場合、年金は月額で月額約25万1000円になります。
もし妻の年収が450万円で同じく勤続年数38年であれば、年金は月額約15万円。合計すると、夫婦で月額40万円を目指せます。
12月に支給される年金は約80万円となるでしょう。
3.3 夫の年収1200万円、妻の年収180万円
夫の年収が1200万円で勤続年数40年の場合、年金は月額約30万円になります。
そして妻の年収が180万円で勤続年数40年の場合、年金は約10万円です。夫婦合わせると40万円となり、12月に支給される年金は約80万円となります。
このように、お互いの年収や勤続年数によって「夫婦で合計80万円の年金」を目指すことは可能です。
ただし、注意点もあります。
4. 年金の注意点。天引きされるお金に注意
ここまでのシミュレーションは、あくまでもモデルケースを使った例です。ここでの注意点を3つ見ていきましょう。