年末年始にお墓参りをする習慣があるご家庭も多いでしょう。
生き方の多様化が進み、お墓に関する意識にも世代間で差がみられるいま。年末年始のひと時は、日頃なかなか話せない親子の本音を共有できたらよいですね。
今回は、株式会社了聞が2023年11月24日に公表した調査結果を交えながら、「お墓」について考えていきます。
みんなはお墓を「いつ作る?」生前にお墓を作るメリットとは?
お墓を建てる時期や、遺骨をお墓に納骨するタイミングについての決まりはありません。
お墓は「祭祀財産」に含まれます。不動産や金融資産のような相続財産とは異なり相続税の課税対象ではないため、生前にお墓を建てておくことは相続税対策のひとつにもなります。
また、生前にお墓を建てる「寿陵」は、昔から長寿を招き縁起が良いとされてきました。
しかしそれ以上に「自分らしい供養のスタイル」を選ぶことに意義を感じている人も多いでしょう。
せっかくお墓を購入するなら
さて、お墓の購入は、一生に一度あるかないかの大きな買い物。建立費だけではなく納骨法要にかかるお金や、年間の管理費、永代使用料などをトータルで考える必要があります。
せっかくお墓を建てるなら、継承者である子供や孫たちに維持管理の負担をかけたくないと思う人は多いでしょう。これからお墓を選ぶのであれば、親世代と子世代で話し合い、目線合わせができたら理想的ですね。
次では、お墓選びやお墓参りに関する意識の世代間格差に関する調査結果を紐解いていきます。