3. 未納のまま放置せずに手続きを!

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国民年金保険料を未納のままにしておくと大きなリスクを負う可能性もあるため、経済的に保険料の支払いが難しい場合は保険料の納付免除・猶予の申請手続きをしましょう。

免除や猶予などの手続きをとっておけば、経済的な余裕ができたときに最大10年間さかのぼって支払うことも可能です(「追納」といいます)。

追納すれば将来受け取る年金額を増やせるうえに、追納した月数分が「保険料納付済月数」として反映されます。

4. まとめにかえて

国民年金保険料はそもそも支払う義務のあるもので、未納のままにしておくと万が一の際に障害年金や遺族年金などを受け取れないことや、差し押さえを受ける可能性があるなどのリスクがあります。

将来の受給額に関しては不透明なため保険料の支払いがむだに感じることもあるかもしれません。

しかし、現役世代にとっても万が一の際に役立つ制度なので、期限内にきちんと保険料を納付することをおすすめします。

参考資料

木内 菜穂子