パンビオとはパンジーとビオラを総称した新しい呼び名。寒い冬を乗り越えて翌年の梅雨時期前まで咲き続けるパンビオは、花が少なくなるこれからの季節に欠かせない存在です。

昔からなじみ深い定番品種はもちろん、近年では育苗家の努力により多くの新品種が登場。

今回は魅惑のパンビオをさまざまな花模様ごとに紹介します。各品種の参考価格も記載しています。

パンビオとは?

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Aleksandra Malinina/shutterstock.com

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  • 一年草
  • スミレ科スミレ属
  • 開花時期:10~6月
  • 草丈:10~30センチ
  • 参考価格:100~600円前後(3号ポット苗)

これまでは花径が4センチ以上をパンジー、4センチ未満をビオラとして分類してきました。ただ、近年は品種改良が進み、そのどちらとも見分けがつかないほど線引きがあいまいに。

そこで育苗家やガーデニング愛好家により、バンジーとビオラを合わせて「パンビオ」という呼び名が命名されました。パンビオは今では広く知れ渡る通称となっています。

パンビオの魅力は品種の多さと育てやすさ。世界に500種類以上の品種があるとされ、さらに毎年新しい品種がつぎつぎと加わっています。強健な性質なので初心者にもオススメ。

多種多様なカラーバリエーションで、庭の主役から寄せ植えのわき役まで、多方面で活躍してくれるガーデニングの強い味方と言えるでしょう。

オーソドックスな定番品種6選

単色でシンプル

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Tanya Vasilek/shutterstock.com

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白・黄・紫・オレンジなど1色だけの花弁で、とくに模様も入らないシンプルな花。主張し過ぎず控えめな花姿で、周りに咲いている花の引き立て役に最適です。

ネコのヒゲ模様

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yoshi0511/shutterstock.com

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中央に入る細く短いスジ模様がネコのヒゲのようです。パッと四方八方に広がる黒い線が、シンプルな花色の中で、ワンポイントのアクセントになります。

上下のツートンカラー

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Irene Miller/shutterstock.com

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上の2枚と下の3枚の花弁で異なる色合いのツートンカラー。青と紫など同系色の濃淡のものもあれば、紫と黄色といった相対色も。コントラストが鮮やかなので、1株だけの鉢植えでも十分見映えします。

濃淡のぼかし模様

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Juice Team/shutterstock.com

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中央部からじんわりと広がるぼかし模様が優しい印象。とろけるようなグラデーションが魅力的で、ソフトで穏やかな雰囲気を演出します。

キュートなリボン柄

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Barbara Ash/shutterstock.com

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パンビオは中央に「ブロッチ」と呼ばれる黒っぽいシミが現れます。ブロッチの形や大きさもさまざまで、なかには大きなリボンのような形になるものも。また羽を広げた蝶にも似ていて、春の庭にピッタリです。

ヒゲ面の人の顔

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AnnaNel/shutterstock.com

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パンビオは模様の入り方で人の顔のように見えることがあります。この花は花弁の周囲の濃い色合いや中央のブロッチが、モジャモジャのヒゲ面男性にそっくり。笑ったり怒ったりしたような表情がユニークです。

個性的な新種7選

ゴージャスなフリル

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筆者撮影

筆者撮影

豪華なフリルのドレスをまとったような気品のある花姿。波打つ八重の花弁が丸く重なり、もはやパンビオとは別物の圧倒的なボリュームが魅力です。

「ドラキュラ」や「ローヴ・ドゥ・アントワネット」など、希少価値のある人気品種が注目を集めています。

黄色と黒のタイガー模様

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spetenfia/shutterstock.com

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黄色地に黒の細いスジ模様がクッキリ入った花。葉脈や血管のようなベイン模様がインパクト抜群です。「タイガーアイ」という名前どおり、トラのしま模様が唯一無二の雄々しさを放ちます。

縁取りが鮮やかなピコティ

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筆者撮影

筆者撮影

コスモスやクリスマスローズでよく見かける「ピコティ」。花弁に色の異なる縁取りがあるピコティ品種がパンビオにも登場しています。淡い花弁と色鮮やかなラインにメリハリがあり、繊細で華やかな美しさです。

大人っぽいミックスカラー

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筆者撮影

筆者撮影

近年人気上昇中のミックスカラー。ニュアンスカラーからアンダーな色合いまで、競い合うように多くの新種が生み出されています。ひと花ごとに色の溶け合い方が微妙に異なり、長い間見ていても飽きません。

耳が長いウサギ顔

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筆者撮影

筆者撮影

上の2枚が大きく、下の3枚はほっそりと小さめの花がウサギを思わせる品種。草むらからウサギがヒョッコリ顔を出したような愛らしい花姿です。控えめでナチュラルな花が、洋風だけでなく和風の庭にもよく合います。

ハケで塗ったようなかすれ模様

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筆者撮影

筆者撮影

スプレーやハケで塗ったようなかすれ模様が特徴的。このようなかすれ模様が現れる品種を作り出すのは、至難の業とも言われています。ブルーにパールが入り、日が当たるとキラキラ輝く様子がキレイ。

シックなブラック

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Marina Veder/shutterstock.com

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真っ黒の花が大人シックで個性的。黒いパンビオは今ではそれほど珍しくもなくなりましたが、発表された当時は世の中をアッと驚かせました。アンダーカラーが花壇や寄せ植えの差し色にオススメです。

多彩なパンビオで冬花壇を華やかに

豊富なカラーバリエーションで小さいながらも存在感バツグンのパンビオ。人や動物の顔のようにも見える品種もあり、品選びをしているとこちらをじっと見つめながら手に取られるのを待っているかのよう。

ロングセラーの定番から斬新的な新品種までさまざまで、ユニークな表情が楽しめます。それぞれの個性が光るパンビオで、冬の花壇を華やかに彩ってみませんか。