鶏のとさかにそっくりな花姿が名前の由来となったケイトウ。昔からなじみ深い花で、炎のように色鮮やかな花色は秋の花壇に欠かせません。

今回はケイトウの魅力や育て方、参考価格などの基本情報とともに、オススメ品種も紹介します。

別の種類でケイトウという名前が付いている植物も見ていきましょう。

1. ケイトウとはどんな花?

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Khairil Azhar Junos/shutterstock.com

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【ケイトウの基本情報まとめ】

  • 一年草
  • ヒユ科ケイトウ属
  • 原産地:インド・熱帯アジア
  • 開花時期:7~11月
  • 花色:赤・黄・ピンク・オレンジなど
  • 参考価格:200~400円前後(3号ポット苗)

本来は多年草ですが、寒さにやや弱いため日本では一年草として扱われています。日本には奈良時代に伝わり、万葉集ではケイトウを題材に多くの恋歌が詠まれました。

鶏の頭に似た花姿から「ケイトウ(鶏頭)」と名付けられ、60品種ほどの種類が存在。同じ科でヒユ属に分類されている仲間にも、「ケイトウ」と名付けられている品種があります。

2. ケイトウの魅力

2.1 花姿がユニーク

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Ketsuda Anthawa/shutterstock.com

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ケイトウはビロードのような重厚な手触りの花や、フサフサした柔らかい花穂など、品種ごとに花姿がさまざま。ユニークでインパクトがある花は、主役級として秋花壇を華やかに演出します。

2.2 カラーバリエーションが豊富

花色は赤や黄、ピンク、オレンジなど、鮮やかな原色がそろっています。秋の落ち着いた風景の中でビビッドカラーがひときわ目立ち、暖色系の花色が暖かさを感じさせるでしょう。

2.3 強健で育てやすい

寒さはやや苦手ですが暑さには強いので、一年草として育てれば初心者にも簡単に育てられます。やせ地でもよく育ち、ほとんど手間がかかりません。

2.4 開花時期が長い

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Wut_Moppie/shutterstock.com

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ケイトウの開花時期は7~11月。花の寿命も長いので長期間にわたって美しく咲き続けます。気温が10度以下になると枯れ始めますが、鉢植えにして暖かい室内に置けば初冬まで鑑賞可能です。

2.5 ドライフラワーに最適

ケイトウは乾燥によく耐え、色あせもほとんどないので、ドライフラワーにもピッタリ。葉を落としてさかさまに吊り下げておくと、2~3週間で完成します。

手触りも柔らかいまま残るので、花瓶に挿して切り花のように飾って楽しむのもオススメです。

3. ケイトウの育て方

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aimful/shutterstock.com

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3.1 栽培環境

ケイトウは日当たりと水はけのよい場所を好みます。15~30度の気温で活発に生育し、10度以下になると枯れてしまうので、鉢植えにして暖かい室内に移動するとよいでしょう。

3.2 水やり

乾燥が苦手なので、土がカラカラに乾き切らない程度に水を与えます。鮮やかな花色を保てるように、花に直接水をかけず根元に与えるようにしましょう。

3.3 肥料

やせ地でも育つので、肥料はほとんど与えなくても大丈夫です。多肥にすると葉ばかり生長してしまい、花が目立たなくなります。

3.4 摘芯

ケイトウは生育が早いので、そのままにしておくと背丈が高くなり過ぎることも。先端を摘芯することで脇芽を増やし、花数が増えてこんもりした姿にまとまります。

4. 花が美しい、ヒユ科ケイトウ属の〈オススメ4選〉

4.1 トサカケイトウ

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Dwi Putrare/shutterstock.com

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ケイトウの代表格で、名前の由来ともなったトサカケイトウ。花房が平らに広がりまさにトサカそのもの。花壇などでもよく見かけ、もっともポピュラーで昔からなじみ深い花です。

4.2 羽毛ケイトウ

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Premsinee1987/shutterstock.com

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羽毛ケイトウは「フサゲイトウ」とも呼ばれ、柔らかい手触りで炎のような円錐形。カラーバリエーションも豊富で、塔のように伸びる花穂がスタイリッシュです。

4.3 久留米ケイトウ

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stDesign 24/shutterstock.com

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久留米市でトサカケイトウを品種改良して作り出された久留米ケイトウ。比較的新しい品種で、ボールのように丸くふっくらした花姿がゴージャスな雰囲気です。

4.4 ヤリゲイトウ

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Rizkywan96/shutterstock.com

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ヤリゲイトウは名前どおりに槍(やり)のようにピンと尖った花穂が特徴。花色はピンクと白のバイカラーです。野趣あふれる姿が魅力で、野生化したものを「ノゲイトウ」と呼ぶこともあります。

5. 〈ケイトウ〉の名を冠したヒユ科の〈オシャレな植物3選〉

5.1 ヒモケイトウ

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nnattalli/shutterstock.com

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1~2メートルの背丈で大型のヒモケイトウ。ヒものように長く花穂を伸ばし、しだれるように開花するのが名前の由来です。赤または緑の花が咲きます。

5.2 アマランサス・クルエンタス

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Kabar/shutterstock.com

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アマランサス・クルエンタスはグアテマラが原産地。赤く長い花穂が情熱的で、葉も赤味を帯びています。直立する長い花穂は見応えがあり、庭の主役としてオススメです。

5.3 ハゲイトウ

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Zulashai/shutterstock.com

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花よりも葉の美しさに鑑賞価値があるハゲイトウ。初秋に色づく色とりどりの葉が鮮やかで、カラーリーフプランツとして人気があります。

6. 秋に映えるケイトウの豊かな彩り

ユニークなシルエットと豊富な色彩が魅力のケイトウ。シンボリックな品種からさまざまな改良品種まで、多種多様の楽しみ方が味わえます。

日に日に深まる秋、優しい手触りのケイトウで身も心も温まってみませんか。