バラには秋に販売される大苗と、春に出回る新苗の2種類があります。
これからバラ栽培にチャレンジしたいと思っている初心者にとっては、大きく生長した大苗から始めるのがオススメ。
今回はバラ大苗の選び方や植え方を紹介します。鉢植えからつるバラまで、初心者にも育てやすいオススメ品種も参考価格とともに見ていきましょう。
1. バラ初心者にこそオススメしたい〈バラ大苗〉、選ぶときのチェックポイント
近年の日本は夏の猛暑にバラが耐えきれず、秋には弱ってしまうことも。そこで初めてバラを育てる方にとっては、耐暑性のある強健な性質のバラからスタートするのがオススメです。
さらに病害虫にも強いバラは薬剤をこまめに散布する必要がないので、手間も省けて安心安全にバラを栽培できます。
バラは地植えが基本ですが、鉢植え向きの苗を選べばスペースにゆとりがない場所でも栽培可能。フェンスやアーチに絡ませたいときは、枝がしなやかで長く伸びるつるバラを選びましょう。
2. バラ大苗の〈鉢苗〉と〈裸苗〉の違いと、それぞれのメリット
大苗はナーセリーの畑で1年間育てられ、ある程度大きくなって翌年の開花が確約されている苗。鉢苗は秋に、土がなく根が露出した裸苗は初冬に多く出回ります。
裸苗は価格が比較的安価ですが、植え方に少しコツがいります。ポットから抜き出してそのまま植えられる鉢苗のほうが、初心者にはオススメです。
バラは園芸店だけでなく、育苗者から直接ネットで購入することもできます。店頭購入は実物を見たり育て方を聞いたりできるのがメリット。ネット購入は選択の幅が広がり珍しいバラも手に入ります。