冬の寒さも本格的になり、2023年も残りわずかになりました。25卒は冬インターンや早期選考の募集に対応している時期なのではないでしょうか。
私も複数日開催される冬インターンに参加したいと考えており、エントリーの締め切りに追われる毎日です……。就活においてよく挙がる悩みとして、「ガクチカ」に関するものが多いように感じます
LIMO・U23編集部でも「なんとなく生活してきたからガクチカがない」という声が挙がりました。今回はガクチカについて25卒だけではなく、まだ就活まで時間に余裕のある1、2年生に向けてもお伝えしたいと思います。
ガクチカってなに? ガクチカで悩んでいる人は多い
ガクチカとは「学生時代に力を入れたこと」の略称で新卒就活のエントリーシートや面接では定番の質問です。
そのため、ガクチカを避けて就活を進めることは、ほぼ不可能です。
そんな必修科目のような存在であるガクチカについて、悩んでいる人はどのくらいいるのでしょうか。
ガクチカがない要因はコロナ禍?
株式会社マイナビでは、24卒を対象に、ガクチカ不足を感じている学生の割合を調査。
項目別にみると、サークル活動、ボランティア活動に不足を感じている学生の割合が4割を超えていることがわかります。また、インターンシップや留学のように一般的に強いガクチカと思われているものでも3割を超えました。
24卒の場合は大学入学とコロナによる行動制限が重なったことでガクチカ不足をより感じた人が多かったのかもしれません。
それを考慮したとしても、やはり多くの学生が「ガクチカが弱い」という悩みを抱えているように思います。
どんな活動がガクチカになる?
マイナビの調査では学生がガクチカでアピールできそうな項目の割合についても公表されています。
最も多いのがアルバイト経験で6割、次に学業関連が5割となっています。いずれも、コロナ禍の中でも継続している学生が多かった項目ではないでしょうか。
私が集団面接に参加した際も、アルバイトのエピソードを語る人が多かった印象。納得の結果です。
一方で部活やサークル、趣味などは2割程度という結果に。インターンシップや留学は1割を下回っているので、エピソードとして経験している人が限られているのかもしれません。
結論として「ガクチカ」は何でもいい
正直なところガクチカは何でもよいとされています。ほとんどの企業はガクチカの具体的な内容で採用したいわけではなからです。
例えば私の友人は、お得に生活をするためにポイント還元率やクレジットカードの比較をしてきたというエピソードを使って、分析力をアピールしていました。その結果、金融機関から内定を貰っています。
ガクチカを用意するために大切なのは、自分がやりたいことに全力で取り組むことといえるのではないでしょうか。
企業がガクチカで知りたいのは再現性
企業がガクチカを訊く意図は、どのような理由から活動を行い、課題解決を目指し、どんな学びを得たのかを知るためです。
「ガクチカ」で注目されること
実際に面接を受けると、結果や功績よりも過程に注目して話を聞かれることが多いです。人となりを知るために質問をしているということです。
また、経験から得た学びをもとに、入社後に活躍できそうか検討されています。
「ガクチカ」で聞かれること
就活を終えた24卒のメンバーによると、ガクチカを訊かれた聞かれた後は、「なんでやろうと思ったの」「なぜ続けられたの」という話が続くことが多かったそうです。ガクチカの目的までが質問のセットということです。
ガクチカを考える時は、できる限り言語化すると価値観が見えてくるかもしれません。
<例>
- 誰かに喜んで欲しくて行った行動だった
- 自分の力を試したかった
- 自分の目指すキャリアに必要だと思った
「活躍できそうか」を考える基準
企業は、学生の価値観・モチベーションの源泉を聞きたいと思って聞くことが多いです。
そして、「失敗経験があるから、うちの会社でもあきらめずに頑張ってくれそう」や「勉強好きだから、研究して業績アップを意識できる人になりそう」など、その後のことを予測します。
企業側は、私たちの話から物事に対する価値観や、その活動に対するモチベーションがどこから湧いたのかを訊き、企業とのマッチ度を測っています。
ですから先ほど述べたように、ガクチカの内容は何でもよいとされています。一方で、力を入れた活動に対しての自分の気持ちや得られた学びについては深く考えなければならないということを覚えておきましょう。
新卒採用の意義から意図を考えよう
ガクチカで資格についてアピールする人が一定数います。しかし、資格を持っていることそのものが有利になることはほとんどないと考えられます。
一部例外はあるのかもしれませんが、企業は新卒に対して直接的に仕事に関係するハードスキル(専門的な能力)を求めていません。即戦力として活躍できる人が欲しいなら中途採用をすればよいからです。
企業は人材を育てるために新卒採用をするため、現時点でハードスキルを持っている人よりも、自社にマッチしたソフトスキル(専門的ではない能力)を持っている成長ポテンシャルが高い人材を求めているといえるでしょう。
もちろん資格取得の過程で経験した学びはガクチカになりますし、ソフトスキルもハードスキルも両方優れていることに越したことはありません。場合によっては、早い段階から「その企業に興味があった」というアピールに使えます。
ただ、資格を持っていたら有利というわけではないということは知っておきたいポイントです。
ガクチカがない人はどうする?
ここまで見てきたことで「ガクチカがない」という人はかなり減ったかと思います。
もしそれでも大学生活で頑張ってきたことがないという方は時間軸を広げてみましょう。
人生で力を入れたことを語る
人生全体で見ると頑張った経験はどこかにあるのではないでしょうか。中学生や高校生の部活でもよいですし、受験も頑張ってきた人が多いでしょう。
その際も自分がどのような理由で取り組み、課題を解決し、何を学んだのかについて整理できるようにしておきましょう。
ちなみに面接で大学時代のガクチカを話そうとしたのに、面接官から中高時代の話を深掘りされるケースもあります。大学時代だけではなく、今までの人生で学んだことがどう活かせているのかについて考えてみることをおすすめします。
趣味について語る
趣味や大学の授業も1つの経験として語れるのではないでしょうか。
自分の趣味についてならば語れるという人は多いもの。ただ趣味を語るだけではなく、どのような価値観からそれが好きなのか、過去に挫折や失敗したことをどう乗り越えたのかのように過程と学んだことを話せるといいですね。
大学のグループ活動について話す
面接やESで「チームで何かを成し遂げた経験はあるか?」という問いがよくされます。会社は一人で何かをするのではなく、みんなでなにかを成す組織だからです。
大学の授業内でのグループワークもチームで取り組んだ経験といえるでしょう。
その際にもグループ内での自分の役割やどんなアクションを起こして最終的にどうなったのかについて話すようにしましょう。
自分の気持ちと行動が大切
就活で聞かれるガクチカの内容はどのような経験でも大丈夫です。
大切なのは力を入れたときの思考プロセスや今後に活かせる学びがあるかどうかです。
就活がまだ先の方は今取り組んでいる活動について整理をしてみるとよいでしょう。
そのモチベーションや課題解決を目指した経験は必ず後に繋がっていきます。
就活が不安な方は1、2年生でも多いかもしれませんが、就活のためにガクチカを作ることに縛られることなく自分がやりたいことに全力で取り組んでほしいと思います。






