年末にかけて何かと入り用が増えるこの時期。
「なかなか貯蓄が増やせないな」と感じている人も多いかもしれません。
筆者は銀行員として多くのお客さまと接してきましたが、その中で「貯蓄上手な人」と「貯蓄下手な人」には大きな違いがあることを実感しました。
本記事では、貯蓄下手な人がやりがちなNG行動を紹介していきます。
貯蓄額は年収に比例するとは限らない
「貯蓄がたくさんある人」と「そうでない人」の違いというと、多くの人が収入の差を思い浮かべるかもしれません。
たしかに、たくさん収入があるほど貯蓄がしやすいのは事実でしょう。
しかし、貯蓄額は必ずしも収入だけに左右されるわけではありません。
総務省統計局の「家計調査年報(貯蓄・負債編)2022年(令和4年)」によると、仕事を持つ二人以上世帯における年収別の平均貯蓄は表とグラフの通りとなっています。
年収400万円以上のゾーンでは、およそ年収に比例する形で貯蓄額が増加しています。
ただし、年収300~350万円の人の平均貯蓄は1031万円となっており、年収350~550万円のゾーンの人よりも貯蓄額が多いことが分かります。
この結果を見ると、貯蓄額の差は一概に年収によるわけではなさそうです。
では、「貯蓄上手な人」と「貯蓄下手な人」の差はどこにあるのでしょうか。
貯蓄下手な人がやりがちな行動3選。見直すべきポイントは?
貯蓄下手な人には、実はある共通した特徴があります。
ここからは、筆者が銀行員としての経験で見た貯蓄下手な人のやりがちな行動と、その改善ポイントを紹介していきます。
1. 気が向いたときだけ貯蓄する
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当然のことですが、貯蓄額はある日突然増えるわけではありません。
一定の資産を築くためには、毎月コツコツと貯蓄に取り組む必要があります。
ところが、貯蓄下手な人は「収支が余ったら貯蓄に回そう」と考えているので、月によってはまったく貯蓄を行わないことも珍しくありません。
一方、貯蓄上手な人は「毎月の収入から◯万円貯蓄をする」と目標を立てており、計画的な貯蓄に取り組んでいます。
コツコツと資産を積み上げていくためには、収支に余裕があるときだけ貯蓄に回すのではなく、収入が入ったときに先に貯蓄へ回す「先取り貯蓄」を行うようにしましょう。
2. ついセールで買いすぎてしまう
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セールやバーゲンと聞いて、つい買い込んでしまう人も要注意です。
貯蓄下手な人は、ただ「安いから」という理由だけで、必要のないものまで購入してしまう傾向にあります。
貯蓄を増やすためには、無駄な支出を削ることが一番の近道です。
日用品費や食費は毎月の予算を定めて、その予算内に収まるように家計を管理しましょう。
3. まだ入っていない収入を当てにする
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大きな買い物や出費が発生したとき、貯蓄下手な人は「数カ月後にはボーナスが入るからいいか」とこれから入る収入を当てにしてしまいます。
そのため、収入が入ったときも支払いに追われてしまい、なかなか貯蓄に回すことができません。
貯蓄上手になるためには、これから入る収入を当てにするのではなく、「今手元にあるお金で支払いができるか」ということを重視するようにしましょう。
貯蓄上手を目指して習慣を変えてみよう
貯蓄が上手な人は、毎月の収支をきちんと管理して、計画的な貯蓄に取り組んでいます。
貯蓄が苦手だと感じている人も、日々の習慣や考え方を少し変えるだけで、貯蓄上手を目指すことができます。
「収入が低いから」と諦めるのではなく、ぜひ家計の収支を見直すことから始めてみましょう。
参考資料
椿 慧理