クリスマスローズの苗が出回る季節になりました。うつむきかげんに咲く花は奥ゆかしさと親しみを感じさせ、世界中の人々に愛されています。

その人気は「冬の貴婦人」あるいは「冬の女王」とも呼ばれるほど。日本でも多くの愛好家がおり、冬の到来を心待ちしている人も多いことでしょう。

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lesichkadesign/istockphoto.com

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そこで今回は、冬の定番花「クリスマスローズ」について紹介します。

相性のよい植物もお伝えしますので、さっそくみていきましょう。写真で紹介した植物の参考価格は、記事末に記載しています。

この冬、庭に迎えたい「クリスマスローズ」

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Tatiana Alex/istockphoto.com

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寒い季節に花を咲かせるクリスマスローズは、一度植えたら毎年開花する多年草。冬から春にかけて花が咲き、葉は常緑なので青々としたグリーンも楽しむことができます。

日陰でも育てられますが、適度に日が当たる場所が生育場所として適しています。

夏の間は木陰になり、冬に暖かい日差しが当たる落葉樹の足元などがおすすめです。高温多湿は苦手なので、梅雨の長雨、夏の直射日光や気温などには注意しましょう。

クリスマスローズ「有茎種と無茎種」

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Alex Manders/istockphoto.com

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日本ではヘレボルス属全体を「クリスマスローズ」と呼びますが、実際にはさまざまな種類があります。花の形や色、開花時期などが、品種によっても異なります。

分類方法もさまざまですが、大きく分けると有茎種と無茎種の2種類に大別されます。「オリエンタリス」などは無茎種に分類され、葉と花が咲く茎が根元から別々に伸びるのが特徴です。

一方、「ヘレボレス・ニゲル」などは有茎種のクリスマスローズで、根元から茎が伸び、茎の先の方に花と葉が展開します。

無茎種と有茎種、これら両方の性質を持っている種類もあり、これらは中間種に分類されます。

クリスマスローズ「実生苗とメリクロン苗」

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Steve Hamilton/istockphoto.com

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クリスマスローズは育苗過程の違いによっても分類することができます。

実生苗は種をまいて育てた苗のこと。苗ごとに花の形や色などが異なるため、購入した時点で、どのような花が咲くか具体的にわからないのが特徴です。

メリクロン苗は親株の細胞の一部を培養して作られた苗です。親株と同じ遺伝子をもつため、同じ色と形の花が咲きます。

クリスマスローズは多くの品種改良を経て育てられた過程があります。そのため、種を入手して育てても、その種から咲く花がどのような花になるかわからない点がユニークなところでもあります。

自分の好みの品種を選びたい場合はメリクロン苗、どのような花が咲くか楽しみに待ちたい場合は実生苗を選んでみるのもよいでしょう。値段は実生苗のほうが割安です。

【冬の貴婦人】クリスマスローズと相性がいい!おすすめ植物を紹介

クリスマスローズの株元を彩る可憐な「草花」

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パンジー Takuya Aono/istockphoto.com

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ヒメツルソバ teddiviscious/shutterstock.com

ヒメツルソバ teddiviscious/shutterstock.com

  • パンジー・ビオラ
  • ゲラニウム
  • ユキワリソウ
  • アジュガ
  • ヒメツルソバ など

クリスマスローズは茎の上部に花が咲く植物。品種によっては重たいイメージにもなるので、足元が寂しくなりがちです。

そんなときは草丈が低く小さな花が咲く草花を植えてみましょう。パンジー・ビオラ、ユキワリソウ、ゲラニウムは可愛らしい花がクリスマスローズを引き立てます。

足元にマットのように広がるヒメツルソバ、アジュガなどもおすすめです。

クリスマスローズを引き立てる、毎年開花する「球根植物」

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ムスカリ tatyana_tomsickova/istockphoto.com

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スイセン×クリスマスローズ Starsphinx/shutterstock.com

スイセン×クリスマスローズ Starsphinx/shutterstock.com

  • ムスカリ
  • スイセン など

クリスマスローズは植えっぱなしでも育てられる植物。球根植物のなかにも植えっぱなしで育てられる植物があるので、このような植物を選ぶと世話もラクになります。

ムスカリはブドウの房のような花が咲く球根植物。パンジー・ビオラなどとも好相性で、花壇のアクセントになるでしょう。

スイセンはクリスマスローズの草丈に合わせて矮性種がおすすめです。

クリスマスローズの背景にも「グリーンプランツ&低木」

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スキミア×クリスマスローズ Natalia Greeske/shutterstock.com

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ロフォミルタス John Caley/istockphoto.com

ロフォミルタス John Caley/istockphoto.com

  • スキミア
  • ロフォミルタス
  • ホスタ など

常緑低木のスキミアやロフォミルタスはクリスマスローズの後方に植えることができる植物。クリスマスローズと同じかやや大きめを選ぶと見映えが良くなります。

ホスタは幅広の葉が特徴的なグリーンプランツ。クリスマスローズの花が無い季節でも、同じリーフプランツとして植えておくと、互いを引き立て合います。

白い斑が入る品種だと明るい雰囲気になります。

夏の強い日差しを遮る「落葉樹」

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バイカウツギ igaguri_1/istockphoto.com

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ライラック Arkadivna/istockphoto.com

ライラック Arkadivna/istockphoto.com

  • ヒメシャラ
  • ハナミズキ
  • バイカウツギ
  • ライラック など

夏の高温多湿が苦手なクリスマスローズにとって、夏の強い日差しを遮ってくれる落葉樹はコンパニオンプランツとも呼べる植物です。

樹木を植える場合は、庭に広いスペースを確保する必要があるので、庭のスペースに余裕がある方は検討してみるのもよいでしょう。難しい場合は落葉低木もおすすめです。

参考価格

記事中、写真でご紹介した植物の参考価格を紹介します。

  • クリスマスローズ:800〜2000円(3号ポット苗)
  • パンジー・ビオラ:200~800円前後(3号ポット苗)
  • ヒメツルソバ:400円前後(3号ポット苗)
  • ムスカリ:30~200円前後(1球)
  • スイセン:100~200円前後(1球)
  • スキミア:1000~3000円前後(3~4号ポット苗)
  • ロフォミルタス:800~1000円前後(3号ポット苗)
  • バイカウツギ:2000円前後(5号ポット苗)
  • ライラック:2000~3000円前後(5号ポット苗)

LIMO編集部