負担限度額認定の利用者負担段階と利用者負担段階別の負担限度額(日額)
次に、負担限度額認定の利用者負担段階と負担限度額を見ていきましょう。
以下の表のように、負担限度額認定は、対象となる人の所得状況によって負担段階が区分され、区分ごとに負担限度額(施設に支払う1日当たりの金額)が決められています(【図表2】参照)。
第1段階の認定要件
所得要件
- 住民税非課税世帯で老齢福祉年金受給者
- 生活保護の被保護者
資産要件
- 1000万円(夫婦の場合 2000万円)
第2段階の認定要件
所得要件
- 住民税世帯非課税世帯
- 年金収入+その他の合計所得金額が年80万円以下の者
資産要件
- 650万円(夫婦の場合 1650万円)
第3段階(1)の認定要件
所得要件
- 住民税世帯非課税世帯
- 年金収入+その他の合計所得金額が年80万円超から120万円以下の者
資産要件
- 550万円(夫婦の場合 1550万円)
第3段階(2)の認定要件
所得要件
- 住民税世帯非課税世帯
- 年金収入+その他の合計所得金額が年120万円を超える者
資産要件
- 500万円(夫婦の場合 1500万円)
上記から、住民税非課税世帯であっても資産を多く持っている方は、限度額が厳しくなるため、負担限度額認定の対象外となることには注意が必要です。
利用者負担段階別の負担限度額(日額)は以下の通りです。
【第1段階】負担限度額(日額)
居住費
- ユニット型個室:820円
- ユニット型個室的多床室:490円
- 従来型個室:320円
- 多床室:0円
食費
300円
【第2段階】負担限度額(日額)
居住費
- ユニット型個室:820円
- ユニット型個室的多床室:490円
- 従来型個室:420円
- 多床室:370円
食費
- 390円
【第3段階(1)】負担限度額(日額)
居住費
- ユニット型個室:1310円
- ユニット型個室的多床室:1310円
- 従来型個室:820円
- 多床室:370円
食費
- 650円
【第3段階(2)】負担限度額(日額)
居住費
- ユニット型個室:1310円
- ユニット型個室的多床室:1310円
- 従来型個室:820円
- 多床室:370円
食費
- 1360円
第2段階の方は、居住費が部屋のタイプによって370〜820円、食費が390円に軽減されます。(日額)