吹き抜けを設置する際の注意点5選
吹き抜けには前述したようなデメリットがありますが、開放感を演出することができて、1階と2階がつながるので家族の気配が感じやすく、結果としてコミュニケーションが取りやすくなるというメリットがあります。
そのため、マイホームにはどうしても吹き抜けを設置したいと思う方も少なくないでしょう。
そこで吹き抜けを設置する際の注意点を紹介します。
1. 断熱性と気密性を高める
吹き抜けのある家は気温の変化に敏感で、特に冬の寒さ対策が不可欠となります。
暖房で室内の空気を暖めても、暖めた空気が上層部に移動してしまうと1階部分では寒い思いをしてしまうことになります。
そのため、建物全体の断熱性能を高めるための対策が必要になります。
断熱材で家全体を覆うと共に外気が侵入する隙間をなくすことで、外気の影響による室内の温度差をなくして家全体を快適な温度に保つことができます。
また天井付近にシーリングファンを設置することで、冬場だけでなく夏場にも空気の循環を改善することができるようになります。
2. 音と臭いへの対策を行う
吹き抜けがあると音と臭いが家全体に広がってしまう可能性があります。
吸音材や換気システムの導入など、音と臭いへの対策を怠らないようにすることが大切です。
3. 安全性に配慮する
小さな子供がいる場合には、転落防止などの安全面への配慮が必要になります。
手すりの高さや手すりの間隔などに十分注意すると共に、子供が小さいうちは必要に応じて落下防止ネットなどを設置しておくと安心です。