誰しもその人なりに頑張ろうと思い、毎日を過ごしていることでしょう。遊んでいるように見えても、気分転換や休息として必要な時間ということもあります。「頑張れ」という言葉はつい使ってしまいがちですが、「まだ頑張ってない」「本気を出していない」という意味も伝えがち。頑張ってる相手を、余計に疲れさせてしまいます。

先を見た言葉がけよりは、今を評価する「頑張ってるね」を伝えましょう。今の頑張りを認めてもらうと、また明日も頑張ろうと自然と思えるようになります。

「疲れた」→「頑張った」

「疲れた」が口癖になってる人もいるのでは? 仕事から帰ってきては疲れた、洗い物しては疲れた、子どもをお風呂に入れては疲れた……と思わず出てしまいますよね。

疲れたの代わりに、「頑張った」と言い換えてみませんか。思わず疲れたと言葉が出るのは、それほど頑張った証拠。でも、疲れたという言葉は、言っている自分も、聞いている周囲をもさらに疲れさせる面があります。それよりも頑張ったお互いをいたわり、少し休憩しましょう。

おわりに:優しさには優しさが返される

5つの言葉を変えることで生まれるのが、優しい労りの気持ちです。相手に「優しくしてよ!」と言ったところで、優しくはしてくれませんよね。代わりに優しい言葉をかけることで相手の態度も軟化し、夫婦の空気も改善されるでしょう。今日から少し、試してみませんか?

宮野 茉莉子