4. 老後対策3選
60歳代の貯蓄と年金についてみてきましたが、やはり年金だけで豊かな老後を送ることは難しい方が多いのではないでしょうか。
そこで、老後対策としてできるポイントを3つ紹介したいと思います。
4.1 貯蓄をする
やはり、老後の資金が足りないのであればまずは貯蓄をすることが一番目の対策と言えるでしょう。
ただし、貯蓄の中でも「預貯金」は貯まったお金自体が増える効果はほぼありませんので、大きな収入があり、将来必要な金額に順調に届きそうな方におすすめの方法となります。
4.2 節約する
預貯金だけではどうにも将来のお金がたまらないと思ったとき、次にとる行動は日ごろの支出の見直しです。
日ごろの出費で代表的なものは家賃、食費、光熱費、通信料、交際費、保険料、税金など。
この中で自分の生活に欠かせないものは残して、節約することで目標に近づくことができるでしょう。
4.3 投資する
それでもまだ不安な時は、投資をして自分だけではなく、お金にも働いてもらうことがひとつです。
一口に投資といっても、さまざまなものがあります。
こうした資産は「不労所得」とも呼ばれます。これらの資産を運用するにはある程度まとまった資金が必要となるのは事実です。
5. 老後を考えてみよう
物価上昇は今後も続くことが予想され、シニアにとって厳しい冬になることが予想されます。
老後に向けての準備は、早ければ早いほど効果が出やすいでしょう。
いろいろな方法をうまく組み合わせて準備すれば、老後対策を達成できる可能性は上がります。
自分自身で豊かな未来を勝ち取っていきましょう。
参考資料
足立 祐一
執筆者
兵庫県芦屋市出身。同志社香里高校・同志社大学政策学部卒業後、損保ジャパン日本興亜(旧日本興亜損保)へ入社。保険代理店への保険商品案内営業に従事。その後、実際に窓口でお客様へ提案したいとの思いから東京スター銀行のリテール営業へ転身。2011年より現在までファイナンシャルアドバイザーとして個人のお金の悩みを解決してきた。2012年より個人販売の全行員内ランキングでは9年間で10位以内から一度も落ちることなく、2014年2位 2019年3位 2020年1位 2021年2位と安定して好成績をおさめた。また周囲への育成にも力を入れており、2014年以降8年連続で途中2度の転勤もありながら、所属支店の成績を31店舗中1位にしてきた。現在は個人向け資産運用会社にて、資産運用のサポート業務をおこなう。一種外務員資格(証券外務員一種)、生命保険販売資格、損害保険販売資格、2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)を保有。
監修者
株式会社モニクルリサーチ メディア編集本部
LIMO編集部記者/編集者/元公務員
京都教育大学卒業。株式会社モニクルリサーチが運営する、くらしとお金の経済メディア「LIMO(リーモ)」のLIMO編集部において、厚生労働省管轄の公的年金制度や貯蓄、社会保障、退職金など、金融の情報を中心に執筆中。大学卒業後は教育関連企業での営業職を経て、2010年に地方自治体の公務員として入職。「国民健康保険」「後期高齢者医療制度」「福祉医療」等の業務に従事した。主に国民健康保険料の賦課、保険料徴収、高額療養費制度などの給付、国民年金や国民健康保険への資格切り替え、補助金申請等の業務を担う。特に退職に伴う年金や保険の切り替えでは、手続きがもれることで不利益を被ることがないよう丁寧な窓口対応を心がけた。その後、保険代理店にてマーケティング業務に従事。保険料比較サイトの立ち上げに参加した。乗合保険会社の商品ページだけでなく、保険の知識を普及するためのページ作成にも参加。ニ種外務員資格(証券外務員ニ種)保有。小学校教諭一種免許、幼稚園教諭一種免許、特別支援学校一種免許取得。
はたらく世代のお金の診断・相談サービスを行うマネイロでは、「【計算例付】厚生年金保険料はどのように決まる?ケース別算出方法や受給額を解説」など、お金や年金制度にまつわる記事を発信中。京都府出身。(2024年9月4日更新)