【二人以上世帯】60歳代の貯蓄割合

金融広報中央委員会の「家計の金融行動に関する世論調査」によると、60歳代の二人以上世帯の中で貯蓄「2000万円以上」の世帯は全体の29.1%となりました。

約3割の人は老後資金として2000万円以上を貯蓄できていますが、それ以外の人は2000万円に到達できていません。

さらに、約2割の人は貯蓄ゼロである「金融資産非保有」であり、「貯蓄が十分にできている人」と「貯蓄がほとんどない人」の貯蓄格差が生じているのがわかります。

【単身世帯】60歳代の貯蓄割合

金融広報中央委員会の「家計の金融行動に関する世論調査」によると、60歳代の単身世帯の中で貯蓄「2000万円以上」の世帯は全体の23.7%となりました。

二人以上世帯と比較すると、単身世帯のほうが貯蓄2000万円を達成している割合は少なくなっています。

さらに、金融資産非保有割合が全体の28.5%を占めており、貯蓄2000万円以上の世帯よりも貯蓄ゼロの世帯のほうが多いことがわかります。

老後破産を防ぐために今すぐ始めたい3つのこと

老後をスタートさせる年代でもある60歳代のリアルな貯蓄実態として、貯蓄が十分にできている人とできていない人の「貯蓄格差」が生じていることがわかりました。

老後を迎えてから「年金だけでは生活していけない」と気付いても、そこから対策をしたり資金を作ったりするのは非常に難しいです。

そのため、老後破産を防ぐために、今のうちから対策をしていくことが大切になります。

本章では、老後破産を防ぐために今すぐ始めたい3つのことについて紹介していきます。