「介護の洗濯」のストレス!悩ましいのは「回数よりも、アレでした」
要介護度が上がるとともに、「トイレの失敗」が起こる可能性も高まります。着替えや掃除、そして洗濯などで介助が必要となる場面も増えてきますね。
そんな要介護1~5の人の在宅介護。具体的な内容として最も多く回答が集まった「洗濯」について、ちょっと気になる結果を紹介しましょう。
【質問】「介護の洗濯」で感じているストレスは?
【家族が要介護1~5】
- 洗濯物のニオイ:168
- 洗濯前の汚れの処理:161
- 尿や便などで汚れた洗濯物への接触:147
- 洗濯にかかる時間:92
- 洗濯の回数:81
【家族が要支援1~2または要介護認定を受けていない】
- 洗濯物のニオイ:55
- 洗濯前の汚れの処理:54
- 洗濯にかかる時間:48
- 尿や便などで汚れた洗濯物への接触:41
- 洗濯の回数:29
在宅介護の洗濯には、いつもの洗濯とは違う困りごとがつきものですね。最も多くの人がストレスに感じているのは「洗濯物のニオイ」。続いて「洗濯前の汚れの処理」「尿や便で汚れた洗濯物への接触」でした。
要介護1~5の人の家族では、「ニオイ」が「時間」や「回数」を上回っていますね。
同調査では、ニオイの除去に「満足」「どちらかといえば満足」と回答した、要介護1~5の家族を介護する人は38%にとどまる結果に。
洗剤やデオドラントスプレーなど、家庭のニオイ対策アイテムは多く出回っているものの、「洗濯物のニオイ」の問題を完全に解決できている家庭は少ないことがうかがえます。
つけ置きや予洗いを頑張っても、尿や便のニオイがなかなか消えずに悩んでいる人もきっと多いでしょう。なかには、いつの間にかニオイに慣れてしまったり、諦めてしまったという人も、いるかもしれません。