70歳代単身世帯の金融資産保有額(金融資産を保有していない世帯を含む)
- 金融資産非保有 :28.3%
- 100万円未満 :5.2%
- 100~200万円未満 :4.0%
- 200~300万円未満 :4.2%
- 300~400万円未満 :4.6%
- 400~500万円未満 :3.0%
- 500~700万円未満 :8.8%
- 700~1000万円未満 :4.8%
- 1000~1500万円未満:5.6%
- 1500~2000万円未満:5.8%
- 2000~3000万円未満:8.2%
- 3000万円以上 :16.1%
- 無回答 :1.2%
なお、上記のデータの平均は1433万円、中央値は485万円です。
70歳以上の人のうち、3000万円以上の貯蓄がある人は、2人以上世帯で18.3%、単身世帯で16.1%。
約2割を占めていることがわかります。
さらに、平均と中央値をみてみましょう。
平均の貯蓄額は、2人以上世帯が「1905万円」、単身世帯が「1433万円」です。
この金額だけを見れば「高額」と思うかもしれません。
平均は、すべてのデータを足し合わせて、データの個数で割って得られる値です。
今回の場合でいえば、「2000~3000万円未満:10.0%(2人以上世帯)8.2%(単身世帯)」や「3000万円以上:18.3%(2人以上世帯)16.1%(単身世帯)」と、2000万円以上の貯蓄を持つ、約25%~30%の世帯が平均を引き上げていると考えられます。
そのため、実態を見るときは、値の小さい順、もしくは大きい順に並べた真ん中にある中央値の方が参考になります。
となれば2人以上世帯の中央値は800万円、単身世帯の中央値は485万円。
70歳以上の貯蓄額の実態は、平均よりも約1000万円少ない額が目安といえます。
このような実態を踏まえ、高齢者の方々は日々の生活をどのように感じているのでしょうか。