12月支給の年金「夫婦で約44万9000円」もらえる人・もらえない人
厚生年金と国民年金の平均月額や個人差を知る
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老後の生活を支えるのに必要不可欠な年金ですが、一般的にどのくらいの金額が受け取れるのかご存知でしょうか。
厚生労働省の試算をベースにすると、1回あたりに標準的な夫婦で受け取れる年金額は、国民年金と厚生年金あわせて約44万9000円といわれています。
人によって必要な生活費は異なりますので、多いなと思う方もいれば、少ないなと思う方もいるでしょう。
さらに老齢年金のうち、厚生年金部分は働き方や勤続年数によって受給額が変わります。
そのため、夫婦は必ず約44万9000円を受け取れるというわけではありません。
もらえる人・もらえない人の違いはどこにあるのでしょうか。
そこで今回は、年金の仕組みや将来受け取れる金額について見ていきましょう。
1. 厚生年金と国民年金は2階建て構造
日本の年金制度は、図のように「厚生年金と国民年金」が2階建て構造となっています。
国民年金と厚生年金の特徴を押さえておきましょう。
執筆者
千葉工業大学卒業後、株式会社LOFTに入社、その後東京海上日動あんしん生命保険に入社し、4年間保険営業を経験。現在は個人向け資産運用のコンサルティング業務を行う。幅広い世代への資産運用のアドバイスにおいて、バランスを考えた提案が強み。一種外務員資格(証券外務員一種)を保有。
監修者
株式会社ナビゲータープラットフォーム メディア編集本部
LIMO編集部記者/編集者/元公務員
京都教育大学卒業。くらしとお金の経済メディア「LIMO(リーモ)」のLIMO編集部で、厚生労働省管轄の公的年金制度や貯蓄、社会保障、退職金など、金融の情報を中心に執筆中。大学卒業後は教育関連企業での営業職を経て、2010年に地方自治体の公務員として入職。「国民健康保険」「後期高齢者医療制度」「福祉医療」等の業務に従事した。主に国民健康保険料の賦課、保険料徴収、高額療養費制度などの給付、国民年金や国民健康保険への資格切り替え、補助金申請等の業務を担う。特に退職に伴う年金や保険の切り替えでは、手続きがもれることで不利益を被ることがないよう丁寧な窓口対応を心がけた。その後、保険代理店にてマーケティング業務に従事。保険料比較サイトの立ち上げに参加した。乗合保険会社の商品ページだけでなく、保険の知識を普及するためのページ作成にも参加。小学校教諭一種免許、幼稚園教諭一種免許、特別支援学校一種免許取得。
はたらく世代のお金の診断・相談サービスを行うマネイロでは、「【計算例付】厚生年金保険料はどのように決まる?ケース別算出方法や受給額を解説」など、お金や年金制度にまつわる記事を発信中。京都府出身。(2024年3月18日更新)