住宅ローン「変動金利型」の金利が1%・2%上がったら返済額はいくら増える?
住宅ローン「変動金利型」の金利が今後上昇した場合、毎月の返済額はどれくらい増えるのでしょうか。
金利が1%上昇した場合と2%上昇した場合でシミュレーションしてみます。
例)借入金額3000万円、借入期間35年、元利均等返済、ボーナス返済なし
-
《変動金利型(借入金利0.345%)》
毎月の返済額:7万5838円 -
《金利が1%上昇した場合(借入金利1.345%)》
毎月の返済額:8万9594円(月額1万3756円UP・年間16万5072円UP) -
《金利が2%上昇した場合(借入金利2.345%)》
毎月の返済額:10万4772円(月額2万8934円UP・年間34万7208円UP)
変動金利が現行の水準から1%上昇した場合は、毎月の負担が約1万4000円増えます。2%上昇した場合には、毎月約3万円弱の負担増となります。
いまの手取り収入からの返済比率によって「負担感」は異なりますので、3万円程度の増額であれば許容範囲内という世帯もあるでしょう。一方で、少々無理をして借入を行った世帯では、月額1万4000円もの負担増が家計に大きく影響するかもしれません。
なお、住宅ローンの変動金利が上昇したからといって、翌月から急に返済額が増えることはありません。負担額が25%以上増えないルールもあります。(※金融機関により異なる)
こうした安全措置がとられているものの、別のリスクが発生する可能性も。
住宅ローン契約時に一通り話を聞かれているかもしれませんが、いまいちど、変動金利型の特徴を整理しておきましょう。