40~50歳代で貯蓄が減った大きな理由「生活費が増えた」
40歳代、50歳代で貯蓄が減った大きな要因は「生活費の増加」です。詳細を見てみましょう。
【40歳代】貯蓄が減った理由とは
- 日常の生活費への支出:67.1%
- 土地・住宅の購入費:6.3%
- 入学金、結婚費用、旅行等の一時的な支出:33.0%
- 株式等の評価額の減少:6.6%
- その他:28.1%
【50歳代】貯蓄が減った理由とは
- 日常の生活費への支出:70.1%
- 土地・住宅の購入費:4.6%
- 入学金、結婚費用、旅行等の一時的な支出:26.0%
- 株式等の評価額の減少:9.2%
- その他:32.3%
貯蓄の減額理由は、40歳代、50歳代共に「日常の生活費への支出」が最多回答となっています。
昨今はインフレによって食料品や日用品の価格に加え、光熱費、ガソリン代などが大きく上昇しています。今回の調査結果は、物価高の影響が顕著に表れているといえるでしょう。
また、「入学金、結婚費用、旅行等の一時的な支出」をみると、他の年代に比べて40歳代が最も多い割合を占めました。
40歳代はお子さんが小学生~高校生というかたも多く、またお子さんが複数人いると卒入学で一時的な支出が増えやすい年代といえるでしょう。
また40~50歳代は住宅ローンや塾費用、大学費用がかかる時期でもあります。
基本的に年代が上がるにつれ収入も増える傾向にはありますが、計画的に貯蓄をおこなわないと老後資金まで備えるのは大変というご家庭も多いでしょう。