「返還金が少ない?」有料老人ホーム退去時によくあるトラブル
有料老人ホームの途中退去時に多いトラブルが、この返還金に関する問題です。
施設側と利用する側で、初期償却率や償却期間、返還金の算出方法に関する認識と理解の差が生じ、「返還金の額が少ないのでは?」とトラブルに発展してしまうのです。
このようなトラブルを避けるためにも、年数ごとの返還金については、施設側に事前に確認しておく必要があります。
また、施設の返還ルールが記載されている「重要事項説明書」もしっかりと読み込み、疑問点や不明な点があれば、ひとつひとつ施設側に確認して明確にしておきましょう。
有料老人ホームでは、クーリングオフ(短期解約特例)制度が適用される
有料老人ホームでは、契約から90日以内の退去であれば、居住した期間の利用料などを除く入居一時金の全額を返還してくれる「短期解約特例(90日ルール)」が適用されます。
もちろん、未償却分のお金は90日を過ぎても変換されますが、90日を1日でも過ぎると一部は返還されない可能性があるため注意が必要です。
参考資料
中谷 ミホ