2. 公的年金「年金積立金」の運用状況は?
GPIFが公表している「2023年度第1四半期運用状況(速報)」によると、年金積立金の運用がスタートした2001年度から2023年度第1四半期における収益率は年率+3.97%。2022年度は急速な円高によりマイナスとなりましたが、バランスのとれた運用で長期的にはプラスとなっています。
2.1 公的年金「年金積立金」の運用状況《2001年度~2023年度第1四半期》
- 運用資産額:219兆1736億円(2023年度第1四半期末現在)
- 収益率:+3.97%(年率)
- 収益額:+127兆3658億円(累積収益額)
グラフを見ていていただくと運用開始直後はマイナスですが、2年経過後は値下がりの時期もあったものの複利効果もあり着実に収益を積み上げているのが分かります。
年金積立金は、現世代の人たちに支給される原資ではないため、こうして長期的視野に立った安定運用が可能となるのです。
3. 公的年金「年金積立金」のポートフォリオ運用とは?
GPIFは年金積立金の運用で安定的に資産を増やすことに成功しています。どのような運用をしているのかポートフォリオを覗いてみましょう。
著者
株式会社モニクルリサーチ メディア編集本部
元銀行員/一種外務員資格(証券外務員一種)/LIMOマネー編集部金融ライター
一種外務員資格(証券外務員一種)。大学卒業後、株式会社三菱UFJ銀行にて後方事務や法人営業部門のアシスタント事務を経験。その後、三井住友信託銀行に転職し、資産運用アドバイザー業務に約10年間従事。
15年以上にわたり金融機関に在籍し、現役世代からシニア層、富裕層まで延べ1000名以上の個人顧客に対し、資産運用コンサルティングや承継対策を提案。表彰歴多数。現在は、株式会社モニクルリサーチが運営する、くらしとお金の経済メディア『LIMO(リーモ)』、専門家と実務家が発信する金融経済ニュースサイト『LIMO&ファイナンス』にて企画・執筆・編集・監修を幅広く担当。
15年以上の金融機関キャリアに加え、自身も20年以上の投資経験(投資信託・株式・FX・金など)を持つ。金融のプロ・現役投資家・生活者(出産・育児経験)の3つの視点から、年金制度の仕組み、社会保障、NISAや住宅ローン、相続まで分かりやすく解説。Yahoo!ニュース経済カテゴリでアクセスランキング1位を多数獲得。【2026年6月29日更新】