2025年の制度改正に向けて、男性と女性で差がある遺族厚生年金の受給要件を見直す議論が実施されています。

女性が亡くなった場合の受給要件を、男性が亡くなった場合の受給要件と合わせる可能性がありますが、そもそも現行制度で遺族年金はいくら受給されるのでしょうか。

今回は、夫に先立たれた専業主婦の妻が受け取れる遺族年金について解説します。

1. 遺族年金の支給要件とは

遺族年金は、国民年金に加入している場合に受給できる「遺族基礎年金」と、厚生年金に加入している場合に受給できる「遺族厚生年金」があります。

それぞれの支給要件について確認しましょう。

1.1 遺族基礎年金の支給要件

遺族基礎年金は、以下の要件に該当している場合に、遺族へ支払います。

  • 国民年金の被保険者で亡くなった場合
  • 60歳以上65歳未満で、日本国内に住所のある被保険者が亡くなった場合
  • 老齢基礎年金の受給権者が亡くなった場合
  • 老齢基礎年金の受給資格者が亡くなった場合

受給される対象者は「子のある配偶者」もしくは「子ども」に支払われます。