1.2 遺族厚生年金の支給要件

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遺族厚生年金は、以下の要件を満たしている人が亡くなった場合に、遺族に支払われます。

  • 厚生年金保険の被保険者で亡くなった場合
  • 被保険者期間に病気やけがを原因として5年以内に亡くなった場合
  • 1級もしくは2級障害厚生年金の受給者が亡くなった場合
  • 老齢厚生年金の受給権者が亡くなった場合
  • 老齢厚生年金の受給資格者が亡くなった場合

また、遺族厚生年金は以下の対象者が受け取れます。

  • 子のある配偶者
  • 18歳未満の子
  • 子のない配偶者
  • 父母
  • 18歳未満の孫
  • 祖父母

ただし、遺族厚生年金は下図に記載のある通り、優先順位が最も高い遺族が支払われます。

「子のある配偶者」もしくは「子ども」は、遺族厚生年金とあわせて、遺族基礎年金が受け取れます。

では、遺族基礎年金と遺族厚生年金の受給額をそれぞれ確認しましょう。