3. 働く高齢者は増えている

老後は収入が少なくなるため、生活が不安になることも多いです。このため、老後資金を事前に準備している方が増えていますし、定年後も働く方が増えています。

総務省の労働力調査(基本集計)を見ると、2022年にパートタイムを含めた高齢就業者数は912万人となっています。

5年前の2017年の806万人と比べると5年間で100万人超と大きく増えています。

理由はいろいろとあるかと思いますが、労働力不足に加え、高齢の方がまだまだ働けるということもあります。

他にも特別支給の老齢厚生年金(65歳前の厚生年金)がもらえなくなり、老齢厚生年金の支給時期が65歳からとなっていることもあるでしょう。

労働力調査(基本調査)によると、2013年は働く高齢者が20.8%だったものが、2022年では25.2%へと大きく上昇しています。

現在では、高齢者の25.2%が何らかの仕事をしているという状況です。4人に1人が働いているというのは、過去最高となっています。