40歳代・50歳代の二人以上世帯の貯蓄額
《平均値と中央値》
- 40歳代・二人以上世帯の貯蓄額:平均825万円・中央値250万円
- 50歳代・二人以上世帯の貯蓄額:平均1253万円・中央値350万円
40歳代と50歳代の貯蓄額の平均を比べると約400万円もの差があります。
貯蓄額1000万円以上の割合が、40歳代の21.3%に対して50歳代が32.8%と1.5倍に増えている点が影響していると考えられます。
しかし、データの数値を小さい順に並べたとき、真ん中の値となる中央値はともに約3分の1以下の250~350万円にとどまっています。
《40歳代・50歳代の貯蓄額》
- 金融資産非保有:26.1%(40歳代)24.4%(50歳代)
- 100万円未満:11.1%(40歳代)9.3%(50歳代)
- 100万円~200万円未満:7.2%(40歳代)5.8%(50歳代)
- 200万円~300万円未満:5.4%(40歳代)4.2%(50歳代)
- 300万円~400万円未満:5.5%(40歳代)5.1%(50歳代)
- 400万円~500万円未満:4.2%(40歳代)3.2%(50歳代)
- 500万円~700万円未満:7.9%(40歳代)5%(50歳代)
- 700万円~1000万円未満:7.3%(40歳代)5.7%(50歳代)
- 1000万円~1500万円未満:7.4%(40歳代)8.8%(50歳代)
- 1500万円~2000万円未満:3.8%(40歳代)6%(50歳代)
- 2000万円~3000万円未満:5.2%(40歳代)7.2%(50歳代)
- 3000万円以上:4.9%(40歳代)10.8%(50歳代)
- 無回答:3.8%(40歳代)4.6%(50歳代)
二人以上世帯であれば、子どもの教育費や住宅ローンなどの支払いが重なる時期で「貯蓄どころではない」という状況かもしれません。
そんな中でも、将来、年金生活になったら?を考えることが大切です。
40歳代・50歳代の単身世帯の貯蓄額
《平均値と中央値》
- 40歳代・単身世帯の貯蓄額:平均657万円・中央値53万円
- 50歳代・単身世帯の貯蓄額:平均1048万円・中央値53万円
40歳代と50歳代の貯蓄額の平均を比べると二人以上世帯と同じく約400万円もの差があります。
貯蓄額1000万円以上の割合が、40歳代の20.3%に対して50歳代が22.4%とよく似た割合です。
しかし、このうち貯蓄額3000万円以上では、40歳代の5.9%に比べ50歳代が9.6%となり、1.6倍にも増えていることが要因と考えられます。
しかし、中央値はともに53万円。
個々に事情があるかもしれませんが、貯蓄額100万円以下が約半分を占めていることになります。
《40歳代・50歳代の貯蓄額》
- 金融資産非保有:35.8%(40歳代)39.6%(50歳代)
- 100万円未満:14.8%(40歳代)11.5%(50歳代)
- 100万~200万円未満:5.9%(40歳代)5.5%(50歳代)
- 200万~300万未満:4.9%(40歳代)4.4%(50歳代)
- 300万~400万円未満:6.2%(40歳代)3%(50歳代)
- 400万~500万円未満:2.8%(40歳代)1.9%(50歳代)
- 500万~700万円未満:2.8%(40歳代)3%(50歳代)
- 700万~1000万円未満:3.1%(40歳代)5.5%(50歳代)
- 1000万~1500万円未満:7.7%(40歳代)4.6%(50歳代)
- 1500万~2000万円未満:2.5%(40歳代)4.1%(50歳代)
- 2000万~3000万円未満:4.0%(40歳代)4.1%(50歳代)
- 3000万円以上:5.9%(40歳代)9.6%(50歳代)
- 無回答:3.7%(40歳代)3.3%(50歳代)
40歳代の方は、この先もずっとおひとりさまかどうかはわかりません。
しかし、50歳代までおひとりさまで過ごした方は、この先も独身のまま過ごす方が多いといわれています。
どちらの場合も「この先、貯蓄が少ないままで大丈夫」という楽観的な人は多くはないでしょう。
そろそろ貯めることを考えなければならないけれど、なかなかうまくいかない…という人が多いのではないでしょうか。
この先、定年を迎え再雇用で働くと、現状よりも年収は下がる傾向にあります。
少しでも早いうちに、老後に対する備えをしておくと先々の安心につながります。