年収600万円以上を目指せる職種は?
年収600万円以上の割合は上位22.6%のみであり、ハードルの高さを感じる年収帯ですが、業種によっては年収600万円以上を目指しやすいケースも多いです。
国税庁の「令和4年分 民間給与実態統計調査」の1年を通じて勤務した給与所得者の「業種別の給与階級別分布」をみると、「電気・ガス・熱供給・水道業」の平均給与が最も高く800万円以上の人が43.5%と最も多い結果となりました。
次いで多かったのは「金融業・保険業」で、年収800万円以上の人は28.1%となっています。
「電気・ガス・熱供給・水道業」の平均給与は747万円で、「金融業・保険業」は656万円となっており、平均給与をみても年収600万円以上に到達しやすい業種であることがわかります。
一方で、「宿泊業・飲食サービス業」は平均給与が最も低くなっており、年収100万円以下の人が28.4%と最も多くなっています。
「宿泊業・飲食サービス業」の平均給与は268万円であることから、業種によって年収600万円以上を目指せるかどうかに大きく関与しているとうかがえます。
キャリアプランを再度見直そう
本記事では、日本における年収600万円以上の人の割合について解説していきました。
年収600万円以上の人は全体の22.6%であり、約8割の人は到達できていません。
年収600万円を目指すうえでは、業種や職種の検討をすることも重要となります。
業種によって平均年収が大きく変わるため、「転職して年収アップを狙いたい」と考えている人は、早い段階からキャリアプランの見直しを検討できると良いでしょう。
参考資料
太田 彩子