5. 積立投資のポイントは時間と継続
今回は65歳までに2000万円を貯めることを目標に、2024年からはじまる新NISA「つみたて投資枠」を活用したシミュレーションを確認してきました。
50歳より40歳、40歳より35歳…と積立投資のスタートが早いほど、毎月の負担が小さくなることが分かりました。
さらに、積立投資を早くスタートすることのメリットとして、時間をかけることでリスクを分散させる効果が高まることも挙げられます。
ただ、投資にはリスクがつきものです。価格変動によってこれまでコツコツと増やしてきた資産が減ってしまうと心理的に投資をやめたくなるかもしれませんが、積立投資は時間をかけて継続していくことがポイントです。
「資産運用」において、時間は味方になってくれます。少しでも早く計画的に老後への準備を進めていきましょう。
6. 新NISAのよくあるご質問(FAQ)
6.1 Q1.非課税保有限度額が1800万円ですが、つみたて投資枠だけ、もしくは成長投資枠だけで使い切ることはできますか?
A1.つみたて投資枠だけで1800万円を使い切ることはできます。成長投資枠だけで使い切ることも可能ですが、成長投資枠の非課税保有限度額は1200万円となっています。
6.2 Q2.非課税保有限度額は買付額ベースで管理されますか?
A2.「買付け残高(簿価残高)」で管理されます。また、NISA口座内の商品を売却した場合には、その商品の簿価分の非課税枠が再利用できるようになります。
6.3 Q3.非課税保有限度額を管理するとのことですが、金融機関は変更できますか?.
A3.金融機関は変更できます。非課税保有限度額については国税庁において一括管理を行います。なお、金融機関変更の方法やスケジュールはご利用の金融機関で事前に確認しましょう。
参考資料
盛長 健一