「カバーを外すことが困難なインターホン」がX上で話題になっています。
投稿したのは、Xユーザーの@ya_maru_denkiさん。
当ポストは2023年10月9日時点で1万件を超えるいいねを集めており、「これは笑うしかないwww」「こういうのあるよね……」「交換する時が地獄」と多くの反響が寄せられています。
※投稿写真は【写真2枚】をご参照ください。
※今回紹介するポストは、投稿者様の許可を頂いております。
壁に埋め込むように設置されたインターホン
「設計指示より 2度とカバーを外せないインターホン ご査収ください…」というコメントとともに投稿されたのは、1枚の写真でした。
そこに収められていたのは、壁に埋め込むように設置されたインターホン。素人が見ると何が問題なのかよく分かりませんが…2度とカバーを外せないとは一体どういうことでしょうか。
投稿主で、電気技師として働く@ya_maru_denkiさんに話を伺いました。
問題はインターホンと壁面の隙間を埋めている「シーリング」
@ya_maru_denkiさんによるとこのインターホンは実際には2度と外せないわけではないそうですが、厄介なのはインターホンと壁面の隙間を埋めているシーリング。
仮にこのインターホンを修理や交換をする場合はどうなるのか伺うと、「今回のケースでは、シールをカッターで切ってインターホン子機を取り出すしかありません。 新品に交換する事は可能ですが、電気工事と同時に目地シーリング業者(防水工事業者)を呼ばないと復旧出来ないので、費用が高額になります」と教えてくれました。
本来電気工事だけで済むはずが、シーリング業者も呼ぶことになってしまうんですね。
そもそも一度設置したインターホンを外す必要はどれほどの頻度であるものなのでしょうか?
@ya_maru_denkiさんに聞いてみると、「インターホンの故障については、設置状況により異なりますが、メーカー推奨は10〜15年となっております。玄関扉の横に設置されていて、且つ軒下であり、直射日光や雨風に晒されない場所にあるなら長持ちしますが、その逆だと短い年数で劣化してしまいます」とのこと。
早ければ10年ほどで交換が必要なのにもかかわらず、交換には大がかりな工事が必要とは困りますね…。
設計指示より
— やーまる(電験2種・エネ管に挑戦) (@ya_maru_denki) September 25, 2023
2度とカバーを外せないインターホン
ご査収ください…
#クソ現場祭り2023 pic.twitter.com/kLVhHOiC44
美的要求を汲み入れる意匠設計が悪いわけではない
大きな話題を呼んだ「2度とカバーを外せないインターホン」。X上では現場で働く職人たちからの多くの共感を集めて盛り上がりました。
取材の最後、投稿主の@ya_maru_denkiさんはデザイン重視の設計指示について、「私は意匠設計自体を批判するつもりはありません。中には感動するくらい美しい仕上がりのものもありますし、全部を否定するつもりは無いのですが、お客様は長く設備を利用されていく事になりますので、機能性をもう少し考慮して頂けるとお客様にもっと喜んで頂けるのではないかと思っています」とも話してくれました。
いかがでしょうか。今回は、Xで話題になっている「2度と外せないインターホン」を紹介しました。デザインを重視するのか、機能性を重視するのか、悩ましい問題のようですね。

