新NISAとは

2024年から始まる新NISAは、現行のつみたてNISAが「つみたて投資枠」に、一般NISAが「成長投資枠」に名前を変えて併用が可能となります。

また、年間に投資できる金額は合計360万円に増額となり、非課税期間も無期限です。そのため、より長期的な資産形成に利用しやすい制度となります。

出所:金融庁「新しいNISA」をもとにLIMO編集部作成

新NISAの概要

            つみたて投資枠       成長投資枠

  • 年間投資枠           120万円        240万円
  • 非課税保有期間              無期限化
  • 非課税保有限度額        1800万円(成長投資枠は1200万円まで)
  • 口座開設期間               恒久化
  • 投資対象商品         投資信託やETF      上場株式・投資信託等
  • 対象年齢                 18歳以上

さらに新NISAは制度自体が恒久化されるため、長期的な資産形成が可能です。

【新NISA】20年間で2000万円貯めるために必要な毎月の積立金額はいくら

ではさっそく、新NISAで2000万円貯めるために必要な毎月の積立金額をシミュレーションしましょう。

積立期間は20年間でシミュレーションします。シミュレーションの結果は以下のとおりです。

出所:金融庁「資産運用シミュレーション」をもとに筆者作成

20年間で2000万円貯めるために必要な毎月の積立金額

運用利率    毎月の積立金額

  • 年利1%  7万5000円
  • 年利2%  6万8000円
  • 年利3%  6万1000円
  • 年利4%  5万5000円
  • 年利5%  4万9000円
  • 年利6%  4万3000円

運用利率によって、毎月必要な積立金額は異なります。

年利1%で運用できた場合は毎月7万5000円の積立が必要ですが、年利6%で運用できた場合は毎月4万3000円の積立で2000万円を貯めることが可能です。

年利6%というととても高い利回りのように感じますが、過去の統計からすると株式での運用では不可能な利回りではないと考えられます。

ただし、運用ですからリスクはありますし、実際の運用成果は後にならなければわかりません。