日本年金機構が2023年9月11日に、2022年度分の年金業務の事務処理誤り及びシステム事故等が1220件あったことを発表しました。

このような事務処理誤りは毎年発表されており、そのたびに「再発防止に努める」という言葉で締めくくられています。

しかし、年金は老後の柱となるもの。

毎年、事務処理誤りが起こることに対して「私の年金は大丈夫?」と不安を抱える人は多いのではないでしょうか。

今回は2022年度の事務処理誤りが、具体的にどのような「誤り」なのか確認して、私たちが日ごろ、どんな点に気をつければよいかを考えましょう。

1. 2022年度「年金の事務処理誤り」の件数は1220件!

日本年金機構の発表によれば、2022年度の事務処理誤りの件数は1220件ありました。

制度別・発生年度別の件数は以下のとおりであり、社会保険庁時代に発生したものは340件(28%)、日本年金機構発足後に発生したものは880件(72%)となっています。