筆者が新聞社に勤めていた時、先輩記者から「情報とお金は、持っている人のところに集まる」と聞かされたことがあります。

情報を持っている人のところには情報を求める人が集まり、そこで手持ちの情報を交換するからさらに情報の集積が進む、ということでしょうか。取材先を開拓するうえでのヒントになりました。

ではお金を持っている人のところにお金が集まる、とはどういうことでしょうか。

本記事では、その真実に迫っていきたいと思います。

1. 富裕層「お金はお金を持っている人のところに集まる」とは?

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金融業はサービス提供の対価として、手数料を受け取るビジネスです。

金融機関を通じてお客様がお金を動かすと、そこに手数料が発生し金融機関の収益になる、ということです。

動かすお金が大きければ手数料も大きくなり、金融機関にとって効率のよいビジネスが展開できます。

そのため、お金をたくさん持っている人に対しては金融機関からの情報提供の機会が多くなり、その結果、お客様にとっても有利な取引が行われやすくなる、ということがあるようです。