60歳代「そろそろ年金生活」貯蓄2000万円超えは何％か。老後資金の作り方 60歳代が受給する国民年金や厚生年金の月額も確認

2. 金融商品は収益性より安全性で選ぶ？60歳代の貯蓄価値観

「お金を貯める」と考えると、真っ先に思うのが銀行預金。ご存知のとおり利息はほとんどつきませんが、安全性は高いとされています。

ただし、老後資金に対してはさまざまな考え方のもと、その準備方法は多岐に渡るものです。

• 絶対に減らしたくないので銀行預金一択！
• どうせ数十年寝かせているだけなので、それなら運用に回して増やしておきたい
• 老後も運用を続ければ、切り崩すスピードを緩やかにできるのではないか

考え方は個人によって異なるため、どの考え方も尊重されるものです。ただ、みんなはどのように金融商品を選んでいるのか、少し気になりますよね。

ここでは60歳代の金融商品の選択基準を見ていきます。

2.1 収益性を重視：24.5％

• 　利回りが良いから：14.2％
• 　将来の値上がりが期待できるから：10.3％

2.2 安全性を重視：32.5％

• 　元本が保証されているから：25.8％
• 　取扱金融機関が信用できて安心だから：6.7％

2.3 流動性を重視：23.0％

• 　現金に換えやすいから：10.1％
• 　少額でも預け入れや引き出しが自由にできるから：12.9％

2.4 その他：16.6%

安全性が3割で最多となり、収益性をわずかに上回っています。

ただし、年代が高くなればなるほど「収益性」の回答率の割合は減少傾向にあることがわかりました。

老後が近づくほどリスクを抑える選択をとるといえます。