9月1日より、メガバンクを中心に住宅ローン「固定金利10年」の金利が引き上げとなりました。8月に引き続き2カ月連続の引き上げとなる銀行も。

2023年7月に、日銀が大規模な金融緩和策の修正を発表し、長期金利が上昇していることが住宅ローン金利にも反映されているようです。

一方、短期金利が影響する「変動金利型」の金利は、各行据え置きとなっています。しかし、今後、変動金利タイプの金利が上昇することは十分に考えられます。

これから住宅ローンを検討している方にとって、金利タイプ選びが非常に難しいタイミングかもしれません。

本記事では、最も利用者の多い、当初の返済額負担を抑えられる「変動金利型」の特徴を確認していきます。

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住宅ローンの金利タイプは大きく3種類

住宅ローンの金利タイプは大きく以下の3種類に分類されます。

  • 全期間固定型
  • 変動金利型
  • 固定金利期間選択型

【図表1】

このうち、最も利用者が多いのが「変動金利型」です。その理由は、3つの金利タイプのうち、当初の借入金利が圧倒的に低く、「毎月の返済額を低く抑えられるから」だと考えられます。