40歳代・50歳代は若い頃に比べて収入が増え、老後資金の準備を意識する人も増えるでしょう。

現状、十分な蓄えがない人もこの年代から準備を始めれば、挽回は可能です。

今回は40歳代・50歳代の平均貯蓄額と老後資金の目標の立て方を紹介し、65歳までに2000万円を準備する場合に必要な積立金額を試算します。

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40歳代・50歳代の平均貯蓄額はいくら？中央値も確認

40歳代・50歳代の平均貯蓄額はどのくらいかを金融広報中央委員会のデータで確認してみましょう。

40歳代・50歳代夫婦世帯の平均貯蓄額

金融広報中央委員会のデータより、40歳代・50歳代夫婦世帯の平均貯蓄額は以下のとおりです。

【図表1】

出所：金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査［二人以上世帯調査］（令和4年）」より筆者作成

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40歳代・50歳代の夫婦世帯では貯蓄の平均額が1000万円前後ですが、中央値は250万円、350万円とそれほど多くありません。

また、貯蓄ゼロの世帯が全体の約4分の1を占めています。

この年代の夫婦世帯ではまだ支出も多く、貯蓄に回すお金が十分でないケースも考えられます。