厚生労働省の「令和3年度厚生年金保険・国民年金事業の概況」によると、2021年度における厚生年金の平均額は14万3965円です。

ただし、この金額は全体の平均結果であり、女性だけにスポットを当ててみると平均額は大きく異なります。

この記事では、おひとりさま女性が受け取る年金額や老後の費用、取り組みたい年金対策について解説します。

1. おひとりさま女性が受け取る厚生年金は約10万円

女性がおひとりさまで老後を迎えるにあたって知っておきたいのが、受給できる年金額です。

収入が限られる老後では、年金の受け取り額が生活に大きな影響を与えます。

前述の厚生労働省の資料によると、2021年度における女性の厚生年金の平均額は10万4686円です。

男性の平均額は16万3380円となっていることから、男女によって大きく差があることが分かります。

年金額は現役時代の年収や就労年数によって決められるため、人によって受給額は大きく異なるものの、現役時代より大きく収入が下がることは留意しておく必要があります。