1.1 国民年金だけの方
65歳から終身:老齢基礎年金月額として6万6250円
年金は65歳から亡くなるまで受給でき、年金額は年度ごとに賃金や物価の変動などにより改定があります。
1.2 厚生年金の方
65歳から終身(夫)
- 老齢厚生年金月額 9万1982円
- 老齢基礎年金月額 6万6250円
65歳から終身(妻):老齢基礎年金月額として6万6250円
モデルケースで考えると、このような内訳になります。
それぞれが65歳になると、老齢厚生年金や老齢基礎年金を受給できるようになります。
厳密に考えると加給年金なども影響しますが、今回は、もらい始めた時点での年金額ということで、このように違ってきます。
このように、国民年金(老齢基礎年金)だけでは不足しますが、厚生年金の方は上乗せで月額9万1982円があります。
ただし、上乗せがあったとしても、老後の生活にはまだまだ足りないとも言われます。
2. 老後の対策方法5選
「国民年金だけに加入している方は、厚生年金に加入しましょう」と単純に言うことは難しいものの、厚生年金に加入することで、年金の2階建部分を受給できるようになります。
その分、年金額を増やすことができます。
正社員でなくても、パートやアルバイト、派遣で働いている方も要件を満たせば、厚生年金に加入することができるので、ご家族と話し合った上で、扶養を外れて働く方法を考えてみても良いでしょう。
しかし、厚生年金に加入したいと思っても、加入できない方もいらっしゃいます。
扶養内で働きたい方、自営業の方などは、簡単に変えることができません。
将来の年金を増やす方法は他にもありますので、収入の多少に関わらず、対策をしておくと良いでしょう。