地方ごとの納豆への支出額を確認しよう!関西は何位?
「関西では納豆を食べる習慣がないのでは」という考えは本当なのでしょうか?
今回は、総務省統計局が公表している家計調査の結果をもとに考察します。
まずは、地方ごとの納豆への支出額を確認してみましょう。
家計調査(二人以上の世帯、都市階級・地方・都道府県庁所在市別)をもとに下記の【一覧表】を作成しました。
3パック入りの納豆の値段を100円とすると、全国平均では年間約126パック、関西地方は年間約96パック食べている計算になります。
全国平均と関西地方で約30パックの差があるため、「関西では関東に比べて納豆を食べない」という考えはできるかもしれません。
続いて、家計調査(二人以上の世帯、品目別都道府県庁所在市及び政令指定都市ランキング)をもとに、関西地方の府県庁所在地における納豆への支出額を確認します。
参考までに、全国平均、トップ3の自治体、東京都区部の結果も【一覧表】に記載してみました。
関西で全国平均以上の金額を納豆に使っているのは大津市のみで、残りは全国平均以下でした。
やはり関西では、納豆を購入して食べる習慣が他の地域ほど根付いていないのかもしれません。
執筆者
株式会社ナビゲータープラットフォーム メディア編集本部
LIMO編集部記者/編集者/元公務員
京都教育大学卒業。くらしとお金の経済メディア「LIMO(リーモ)」のLIMO編集部で、厚生労働省管轄の公的年金制度や貯蓄、社会保障、退職金など、金融の情報を中心に執筆中。大学卒業後は教育関連企業での営業職を経て、2010年に地方自治体の公務員として入職。「国民健康保険」「後期高齢者医療制度」「福祉医療」等の業務に従事した。主に国民健康保険料の賦課、保険料徴収、高額療養費制度などの給付、国民年金や国民健康保険への資格切り替え、補助金申請等の業務を担う。特に退職に伴う年金や保険の切り替えでは、手続きがもれることで不利益を被ることがないよう丁寧な窓口対応を心がけた。その後、保険代理店にてマーケティング業務に従事。保険料比較サイトの立ち上げに参加した。乗合保険会社の商品ページだけでなく、保険の知識を普及するためのページ作成にも参加。小学校教諭一種免許、幼稚園教諭一種免許、特別支援学校一種免許取得。
はたらく世代のお金の診断・相談サービスを行うマネイロでは、「【計算例付】厚生年金保険料はどのように決まる?ケース別算出方法や受給額を解説」など、お金や年金制度にまつわる記事を発信中。京都府出身。(2024年3月18日更新)