厚生年金と国民年金「60歳～90歳以上」月額いくらもらってる？年金一覧表でチェック次の年金支給日は10月13日（金）

2.「国民年金」60歳～90歳以上の平均年金月額はいくら？

では、具体的に、老後に受け取る年金額はいくらなのか。いまのシニア世代の受給額を見ていきましょう。

厚生労働省「令和3年度　厚生年金保険・国民年金事業の概況」によると、国民年金の受給額は月額平均で次のとおりです。

60歳～64歳の受給額は「繰上げ受給」により年金受け取り開始を繰上げた場合の年金額です。

老齢年金の受給開始年齢は原則65歳となりますので、ここでは65歳以上の年金額を見ていきましょう。

国民年金は、65歳から90歳以上まで、どの年代においても平均年金月額は5万円台でした。

国民年金の保険料は、年度ごとに見直しが行われるものの、全員一律となるため、年代が近い方は同じくらいの受給額となります。ただし、未納期間がある方は満額からの減額となるため、同年代の個人差は保険料の納付状況によるものと考えておきましょう。

ちなみに、2023年度の新規裁定者（67歳以下）の国民年金は、満額で6万6250円（月額）です。前年度より2.2％の引き上げとなりましたが、月額ベースでは＋1434円です。

近年の物価上昇を鑑みると、インパクトは小さいかもしれないですね。