総務省統計局が公表した「2020年基準 消費者物価指数 東京都区部 2023年(令和5年)8月分(中旬速報値)(2023年8月25日公表)」によると、総合指数は前年同月比で2.9%の上昇となっています。

依然として食料品や生活用品などさまざまなモノの値段が上昇し、家計の負担が増加しているのではないでしょうか。

老後2000万円問題や急激なインフレなど、将来への不安が募るばかりでしょう。

特におひとりさまであれば、自分で老後資金について考える必要があります。

本記事では、おひとりさま世帯に向けて、「老後の生活費はいくら必要なのか」「どのように準備すればよいのか」など、老後資金について解説します。

漠然とした不安はあるものの、老後に向けて行動できていないという方は、参考にしてください。

おひとりさまの老後の生活費はいくら必要?

2022年の家計調査報告によると、65歳以上の単身無職世帯(高齢単身無職世帯)の家計収支は、月平均で2万580円の赤字であることがわかります。

仮に、老後生活が25年間あるとすれば、平均で約600万円が不足する計算です。

老後は収入源が限られることから、自らの金融資産を取り崩しながら生活する必要があります。

そのため、老後生活に向けて早めに準備しておくことが大切です。

また、上記は持ち家が想定されていたり、公的年金は月約12万円となっています。

賃貸の方や、公的年金が平均よりも少ない場合など、実際には個人差があるでしょう。