【東京メトロ銀座線の最新データを分析】もっとも混雑する区間は「赤坂見附→溜池山王」
続いて、東京メトロ銀座線に絞った最混雑区間&混雑率のデータをみていきましょう。同調査によると、東京メトロ銀座線のもっとも混雑する区間は「赤坂見附→溜池山王」。時間帯は「8:00~9:00」。輸送力が1万5860人に対して、1万4908人が乗車しており、混雑率は94%でした。これは東京圏の平均混雑率を下回っています。
【東京メトロ銀座線の最新データを分析】1日の駅別乗降客数は全駅で前年を上回る
東京地下鉄株式会社のホームページに掲載されている情報をもとに銀座線の駅別乗降客数の変化をみると、2022年度の駅別乗降客数は全駅で2021年度を上回りました。もっとも乗降客数が多い渋谷は15万8056人で前年比20.2%増となっています。なおもっとも増加率が高かったのは浅草で前年比32.9%でした(全駅の乗降人数は【表2】を参照)。
2023年度のデータはまだ発表されていませんが、コロナを取り巻く状況の変化や旅行者の増加を考えると、乗降客数はさらに増えていることが予想されます。今後、コロナ前の水準に戻っていくのか、そこまでは戻らないのか、今後の動向に注目したいところです。
参考資料
大蔵 大輔