「税金が高い」と嘆く人は「iDeCo」や「ふるさと納税」を使いこなせていない可能性も 税金対策で手取り額を増やそう

今すぐできる税金対策とは？

税金対策と聞くとハードルが高いように感じられるかもしれませんが、中には今すぐ始められるものもあります。

ここでは、「iDeCo」と「生命保険料控除」、「ふるさと納税」の3つの方法を紹介します。

●iDeCoは掛金が全額所得控除される

iDeCoとは「個人型確定拠出年金」と呼ばれる、将来の年金を私的に準備する制度です。

iDeCoにはいくつかの税制メリットがありますが、現役世代にとって嬉しいのは「掛金が全額所得控除される」というポイントです。

たとえば、毎月2万円をiDeCoに拠出する場合、年間24万円が所得から控除されます。

仮に所得税の税率が20％の人の場合、年間4万8000円もの所得税が軽減されるため、税金対策としてはメリットが大きい方法です。

ただし、iDeCoは【図表2】の通り職業によって上限額が決められていますので、自分は毎月どれくらいの金額を拠出できるか考えてみましょう。