2.5 予定通りの行動が取れない
「お金に嫌われる人」の特徴として次にあげるのが、予定通りの行動を取れない人です。予定の優先事項が正確に決められない人は、今自分に何が必要かを見失ってしまうことが多いです。
計画性や自分に必要なものの軸がしっかりしていれば、お金の無駄遣いや、楽しい時間を逃すリスクを減らすことができるでしょう。
2.6 リスクを取らない
貯金を作る上でリスクを取るとはどういうことでしょうか。
先程も解説しました通り、お金を貯める方法は「収入を増やす」「資産運用する」「出費を減らす」の3通りしかありません。
この中で「収入を増やす」「資産運用する」というポイントでは、リスクを取ることができます。具体的には「投資」や「転職」です。
今の世の中、定期預金で老後資金を貯めることは非常に困難であり、貯蓄と投資のバランスを整えることで、老後必要な資産を貯めましょうという意見を見かけることは非常に多くなっています。
また、収入を上げる方法としては転職がおすすめです。特に今の会社で居心地の良い方ほど他社からの評価も高く、好条件での転職先が見つかる可能性が高いです。
これらの方法はどちらもリスクを伴いますが、リスクを取れない方ほどお金に嫌われるというのが現実です。
3. 60歳以降もお金に嫌われないために
今回はお金に嫌われる人の特徴を5つ紹介してきました。いきなり「転職」と言われてもそれはリスクが大きすぎると感じられた方もいらっしゃるかもしれません。
「転職」は実際に生活そのものが変わる可能性があり、大きなリスクが伴います。だからこそ、自身にできる範囲の貯蓄から始められることが重要になります。
貯蓄は始めるまでが難しく、一度軌道に乗るとお金が増えること自体が楽しくなるものです。まずはお金に嫌われる人からの脱出のためにできる事から始め、60歳代以降の未来の幸せを、手繰り寄せていただけたらと考えております。
【ご参考】貯蓄とは
総務省の「家計調査報告」[貯蓄・負債編]によると、貯蓄とは、ゆうちょ銀行、郵便貯金・簡易生命保険管理機構(旧郵政公社)、銀行及びその他の金融機関(普通銀行等)への預貯金、生命保険及び積立型損害保険の掛金(加入してからの掛金の払込総額)並びに株式、債券、投資信託、金銭信託などの有価証券(株式及び投資信託については調査時点の時価、債券及び貸付信託・金銭信託については額面)といった金融機関への貯蓄と、社内預金、勤め先の共済組合などの金融機関外への貯蓄の合計をいいます。
参考資料
足立 祐一